はい、すっかり当ブログの定番となりました「アナスチグマート・チャレンジ」企画になります
(笑)

今回は、ケンコーNEWスカイステージ改の76mmF3.7光学系に、fl=100mmのアクロマートレンズを使った自作0.8×レデューサーがマッチするかどうか、です!
IMG_3254
(写真手ブレすみません)

筒先で7cmに絞り、合成fl=224mm、F3.2となります。これに1/1.2”のQHY5III485Cを組み合わせています。さて、星像は?・・・と。

視野中心部。
7tyuuou
お! これはなかなかシャープ! 3~4ピクセル分とすると、9~12μmか。充分ですね!

さて、気になる周辺像、1/1.2センサーでの右上の星像は?
7migiue
お、これもなかなか。5ピクセル、15μmというところでしょうか? かなりいい感じが!

さて実際に電視観望して見るとどうなる?
網状星雲 8s gain30 223stack qbpフィルター
ami 8s gain30 223stack qbp
さすがにSV503 70EDのF4.8より明るいですね。超新星残骸のフィラメントもだいぶはっきりしてきました!

M8 8s gain30 50stack qbpフィルター
m8 8s gain30 50stack qbp
まあ、可もなく、不可もなくですか。

M16 8s gain30 50stack qbpフィルター
m16 8s gain30 50stack qbp
M17 8s gain30 70stack qbpフィルター
m17 8s gain30 70stack qbp
これらの対象の視直径だとSV503 70EDのほうが焦点距離長い分見栄えがするかも

視直径大きい対象は?・・・と。M31昇って来たな。 qbpフィルターのまま強引に行って見よう。
m31i 8s gain30 170stack qbpフィルター
m31i 8s gain30 170stack qbp
あー、だめだ、東の方薄雲っている。

じゃ天頂付近は? で北アメリカ。
8s gain30 55stack qbpフィルター
kita 8s gain30 55stack qbp
こっちもダメだな。

南天方面は? でNGC7293
8s gain30 38stack qbpフィルター
7293 8s gain30 38stack qbp
やはりNGですね。どうやら全天的に薄曇りはじめたようです。

まあ、今日はこんなところ。とりあえず、ケンコーNEWスカイステージ改の7㎝F3.2仕様は1/1.2”センサーでも全面にわたってまずまずの星像を示すことが確認されたので収穫はありました。

これにSV305Mなら1/2.8”なのでおそらく「全面ピンポイント」となるでしょう。さらにモノクロセンサーは高感度だから、Ha単色光観望にてHⅡ領域も相当あぶり出し放題な予感! これは自分的には「電視観望小革命」と想定していますよ!

さて、既にモノクロCMOS受け入れ態勢は万全、今後の展開に乞うご期待!