衝撃のファーストライトを展開したASI482MCですが、Sharpcap4.0.8138で使うとこのような挙動を示すことが判明。バージョンを最新の4.0.8173にすることで使用できそうなので今回はこの環境で検証しました。
ASI482MCのGainは600まで上げられますが(ファーストライトの時は720まであったのだけど今日はなぜかMAX600)600だと白飛びしたので、取りあえずはGain500にてM27
m27 1秒露出 gain500 201stack qbpfilter
それでは、順番にGainを下げて行きます。
m27 1秒露出 gain400 200stack qbpfilter
300まで下げて露出も4秒にしてみます。
m27 4秒露出 gain300 50stack qbpfilter

Gainを下げたらこう言うことなくなるんだろうか? で、さらに200まで下げます。
m27 4秒露出 gain200 50stack qbpfilter
続いて、対象を網状星雲に
NGC 6992-5 4秒露出 gain200 100stack qbpfilter
さて、Gain200、画質としては非常に良いのですが、Gainをここまで下げるとSharpCapの目玉機能である「オートストレッチ」がうまく機能しなくなるのですよね(特に色合わせ)。手作業が多くなってしかもちょっと動かすと凄く変わるので操作が難しい。結局手間がかかります。Gain300もだいぶ微妙ですが200よりは少しやりやすいです。
というわけでGainを300に上げて、もうこの時点で西の低い空しか晴れてなかったので、M16を。
M16 4秒露出 gain300 34stack qbpfilter
というわけで、ASI482MCについて今回分かったこと
Sharpcapを使う場合は、4.0.8173 を使わないとまともに機能しない
ファーストライトの時は、Sharpcap4.0.8138を使ってて、これだと前回の記事みたいに悲惨なことになったのですよね(笑)。自分もSharpcapの最新バージョンへのアップデートは定期的に行っているのですが、8138の状態でアップデートのコマンド入れたら「最新バージョンです」と返されてたのでさすがに気づきませんでした。この記事をご覧の皆さまはぜひSharpCapのサイトを訪れてSharpCap4.0の最新バージョンを入手してください(3.2以下では動作しません)
ちなみにZWO純正のASIStudioがオフィシャルソフトになりますが、まだ一瞬しか試せてません。
一応載せますがまともに使えてなく(笑)。NGC253です。
それはともかく、ASI482MCの最大のメリットである高感度を検証するには至りませんでした。
M27が1秒であんなに写ってるのを見たら高感度のような気もするし、網状星雲やM16のコントラストを見たらそれほどでもない気もするのですよね・・・
まあしかし、もし294並の感度に留まったとしても、高感度1/1.2”センサーが4.5/5.2万円(直輸入/国内販売店)で買えるのは十分お勧めではあるのですが。
さて、電視観望のスタートラインに立ったASI482MCの、明日はどっちだ!?
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uwakinabokura
が
しました