SVBONYの未発表CMOSカメラ SV505C です!
「赤缶」ASI294MCとの大きさ比較ではこんな感じ
IMX464の特性は以下の通り

同じセンサーを使った「同等品」としてはPlayerOne Neptune-C Ⅱあたりがあげられるでしょうか。いずれにせよ近赤外感度の高さに特徴がありますので連続スペクトル天体の描写に期待が持てます。
実はこの新しいCMOSカメラはSVBONY公式でも未発表なので、当記事がひょっとしたら世界初の発信になるかもしれません。今回、SVBONYさん(以下敬称略)から試用のオファーを受けた際「まだ発表前だから、記事を公開したらダメですよね?」と聞いたところ「出してもらってかまいません」との事。あと、一応メーカー設定では「プラネタリーカメラ」なのですが、「電視観望でフィルターをいろいろ使ってのテストになると思います」ということ検証に臨んでいます。
しかし、公式での発表前に1ユーザーの試用記事を許可するなんて聞いたことがないのですが、さすがSVBONYです。メーカーとユーザーの新しい関係を模索するそのフロティアな姿勢にはただただ感嘆の一言。
さて、天気が悪いので星は見られないのですが、カメラレンズをつけ庭の木を見てみます。

昼間なのでゲイン0でやってますが、最大ゲインは650まで上げられるようです。あとASIカメラではホワイトバランスがRとBのみで少し使いにくいのですが、RGBが独立でできるのがSVカメラの特徴。Gを上げたり下げたりできるので調整に便利です。「Adjust」によるオート色調補正はうまくいったりいかなかったりでした(笑)。
動画だとこんな感じ。
この動画でもフィルター付きで始めて、途中で取り払っています。
さて、とりあえず動作することは分かったのですが、DSOの電視観望での実力はまだ完全に未知数。感度や解像度、ノイズ、ホットピクセル等の状況を検証していきたいですね。もちろん、赤外感度の高さを生かした銀河などの連続スペクトル天体の描写に期待が高まります。
もし、Neptune-C Ⅱと同等以上の性能で、なおかつ発売価格も下回るのであれば、1/1.8型で画素数も「2712×1538」というそれなりのラージフォーマットでもあり、一気に「電視観望おすすめCMOS」として脚光を浴びることになりますが、果たして!?
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