今、テントウムシの研究をしています。
主にヒメカメノコテントウってやつ。こいつだ。
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写真はでかいんだけど、実際には4mmくらいの大きさ。ナナホシテントウとかの半分くらいですね。
で、これは害虫であるアブラムシを食べるんで、害虫駆除のために大量飼育する方法を研究してます。
いろんな飼料を試してるんだけど、やっぱり卵をたくさん産ませるには餌がアブラムシじゃないとうまくいかないんで、アブラムシを飼育することになります。
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こういうやつ。アブラムシは日本だけでも700種類くらいいるんだけど、これはたぶん「ワタアブラムシ」。
ホオズキ(ナス科)の葉にいたやつです。大きさは2mmくらいですね。

次は、たぶん「ムギクビレアブラムシ」の親子。
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飼ってると、こういう小さいアブラムシがかわいく見えてくるのです(笑)。
アブラムシって、通常、卵でなくて小さいアブラムシを生むんですけど、その小さいやつは全部メスで、しかも生まれながらに妊娠しており、メスばっかりでどんどん増えるわけです。

で、秋になると、ときどきオスが生まれ始め、交尾すると初めて卵を産み、それで冬を越し、春にふ化する、っていう、なかなか味わいのある(笑)生活史を持ってます。

何か、テントウムシの飼育を目的に始めたんですけど、だんだんアブラムシ研究に比重が傾いてきてるような・・・・(笑)