さて、f-4mmの潜在能力を十分に発揮してもらうために、用意した鏡筒がこれです。



そう、五藤光学6cmF20アクロマート!
すべてのローコスト接眼鏡をフラットフィールド化し、各収差を極限まで減少させる、いわば「魔法の筒」です!

これにf-4mmをつけ、推定200倍で月面を見てみる。
おう、やはり周辺(と言っても激狭ですが・・・)までフラットにピントが合い、コントラストも素晴らしい!
ちょっと写真が上手く取れなかったけど・・・
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ちなみに、こっちはカートンOr6mm-Aで撮ったほう。これの視野の一部が見える感じとご理解ください。

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次に木星を見てみると、やはり輪郭にわずかに色がつき、カートンOr6mm-Aよりはやや劣るものの、縞模様のうねりもわかり、何よりコントラストが高い! しかし、200倍くらいになると視野が狭いため、物凄く使いづらいです。

しかし、f-4mm云々より、今回は五藤の6cmF20の性能が凄すぎました。

たとえば、f-4mmとともにコスモウイングに付属していたH15mmを使ってもこのシャープさ↓

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さらに、ニュートン式につけると周辺がグチャグチャになるユニトロンWS10mmをして、このフラットフィールドですよ↓

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今は高価な高性能アイピースがたくさんあるけれど、安アイピースを軒並み高性能化してしまう、6cmF20恐るべし! っていうのが今回のメインテーマになってしまった感があります(笑)。

中でも、アッベオルソとの組み合わせは最強すぎました!