主鏡の換装で、光学性能が極上となったビクセン・クエーサーですが、そうなると架台の微振動が気になってきます。まあ、架台もそうなんですけど、三脚も細長いのでこれも問題な気が・・・・



そこで、まずはガッチリした三脚に交換してみようと思いました。

とは言うものの、あまりお金をかける気もないので、当然、自作と言うことになります。

ホームセンターで材料を探してたら、そのコンセプトならこれか? と思われるブツが!



ツーバイフォー住宅なんかに使われるSPF材ですね。1820mmで348円は安いな。即決!(笑)

これを600mmの長さに切ると、ちょうど3本とれます。

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これに、ジグソーで三脚架台につけるための切れ込みを入れます。

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こんなかんじに切りますが、あっという間に終了。ジグソーって仕事が速いですね。

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ボルトを通すための穴を開ける。斜めにならないように気をつけます。



木工ヤスリとサンダーで加工面をととのると、ほぼ三脚の形ができました。望遠鏡は室内に置いておく時間が長いので、床へのダメージがないよう反対側には「石突き」をつけません。サンダーで角を丸めるにとどめます。

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三角板は大きめに作ります。



大きいほうがいろんなものも置けますしね。

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三角板と三脚の連結は、幅の広い蝶番で剛性を確保!

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組み立てて経緯台を載せるとこんな感じ



やっぱり、トラス構造って強いですね。ガチガチです。
三脚だけになら人が乗っても大丈夫そうです。



当然、鏡筒を載せてもビクともしません。
こういう短めの直脚で三角板も大きめに作ると、往年の西村製作所の反経に似たスタイルになって来ますね。
さらに「猫足」だと言うことないんですが(いつかは、西村の15cm反経を手に入れたいものです・・・・・)。

さて、早速、星を見てみましたが、かなり振動が抑えられていい感じになってきました。
しかし、ベストではないですね。まだ追い込めそうです。

三脚が太くなったので相対的にフォークの部分が細く見えてしまうのですが、やはりここが「ビヨヨーン! 」となって、振動が残ってます。ですので、フォーク部分を何らかの形で補強できれば、改善できそうです。

また、いろいろやってみようと思います。