ベアリングのボールを受ける台座↓
の四スミの部分が、邪魔なので、円形に切り落とします。
このように材料を丸く切る場合、自在錐↓
という工具をよく使ってます。これはボール盤に取り付けて使うのですが、
中心部がドリルになっていて、その周りに刃を回転させます。
この刃の距離を変えることで自由な直径の円に切り出すことができるんです(写真のやつは直径120mmまで対応可)。
今回、ベアリング受けの台座の中心穴がドリルより大きくて、刃の回転が定まらないので、
木片の「ステージ」に、ネジ止めします。
で、削っていく。
この部品はスチールで結構硬いので、頻繁に「切削油」を使う必要があります。
部品も手も油でベトベトになって嫌なのですが、これをやらないと、切れないわ、部品は過熱するわ、刃はなまるわで、ロクなことがないのです。
で、10分ぐらい少しずつ削って、抜けました。
このままだと、切削面が尖っていて危ないので、
ヤスリで整えます・・・・・と思ってやってたら、硬くて全然削れやしない!!(笑)
・・・・・・で、ちょっと考えました。
この台座をボルトに固定し
ボール盤のチャックにはさんで
回転させ、これにヤスリを当てる!
ちょっとした「旋盤状態」です!
これであっという間にきれいになりました!
自在錐の使いついでに、木片をドーナツ状に削り出し、ツマミに使っているペットボトルキャップにはめ込みました。
これらを組み上げ回してみる。
うん、シンプルにまとまったし、キャップも指にフィットしますね!
回転がすごく軽いため、こういう小径のつまみでも全く問題なく、むしろ「体感減速比(?)」を小さくしてくれるので非常に使いやすくなりました。
(今考えると、最初につけていたノブスターは、径が大きすぎて使いにくかったですね。発想が安易過ぎました)
また、上下微動の操作による水平振動もほとんどなくなっています。
操作感もなかなかよくなってきました!
しかし、メーカーから軽量で高性能の経緯台が安価に供給されている昨今、このタイプの上下微動を、あーでもない、こーでもないといじってる人、いるんですかね(笑)。
コメント
コメント一覧 (2)
が、反射用は安定感といい使い勝手といい微動棒式が良いです
ね。ドブに押され気味ですが。
uwakinabokura
が
しました
当ブログをご訪問いただき、ありがとうございます!
このタイプの上下微動は、大変合理的なシステムだと思います。
昔、木製四角鏡筒の全盛時代(?)には定番でしたね。
でも、最近の自作品では、ほとんど見なくなりました。
シンプルな構造ながら、操作性を追及していくと中々奥の深いもので、僕もブログに載せた部分以外に、いろいろ失敗してます(笑)。
uwakinabokura
が
しました