コスモッキッズが大好きで、同等品のインフィニティ76も含めると、全部で6台くらい(笑)持っています。



黄色の方がコスモキッズ。
赤はインフィニティ76で、バロー+直進ヘリコイドにより高倍率惑星観望仕様になってます。
ちなみに、インフィニティは白鏡筒も持っています。



これは、コスモキッズの双眼望遠鏡。ナグラータイプⅡ16mmでリッチフィールドを提供!
あ、これも入れると8台か・・・ほとんどバカです(笑)。

このように改造して、いろいろ楽しめる望遠鏡なのですが、それは何といっても、76mmF4の光学系の性能が優秀だからという点が大きいです。120倍くらいで惑星を見てもよく見えるんですね。

なぜこんなに高性能かというと、それは主鏡がパラボラだから・・・・という話ですが、話だけで終わって検証はしてなかったので今回、ちょっとフーコーテストをしてみようという企画です。

ちなみにフーコーの画像を撮影するときはこんな感じにやってます。

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ナイフエッジの後ろに100円ショップの三脚に載せたデジカメを置くというやり方です。


さて、少し話は変わるのですけど、3年ぐらい前に、ケンコーの「ニュースカイステージ」(現行機種)という76mmF4の小さなドブソニアンを新品で買ったのですが、



これが、コスモキッズと違って全然よく見えないのです。
同じスペックだから光学系は同じだろうと踏んでいたのですが・・・・
光軸の合わせ方が悪いのかな? とさんざん調整してもだめ。仕方なく最後の手段で・・・・

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コスモキッズの鏡に換装して、よく見えるようになったと言う・・・・(右がスカイステージの鏡)
だから、スカイステージの鏡は球面なのじゃないかな、と思ってて、ついでにそれも検証します。

さて、前置きが長くなりましたが、まずコスモキッズの鏡。

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うん、これはパラボラでしょう。中央に山がありますが、斜鏡で隠れる部分なので問題なし。
驚くべきことに、焦点距離が280mmでした!
公称、76mmF4 ですが、実測、76mmF3.7・・・このスペックでパラボラを実現するとは・・・・・

さて、次はケンコーのスカイステージ。

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・・・・球面や! しかも、ものすごくきれいな球面です。
あまりに予想通りの結果で笑ってしまいました。
焦点距離はコスモキッズと同じく280mm。
だから、76mmF3.7・・・このスペックで球面は無茶でしょう。・・・・見えないはすだよなあ・・・・

さて、こうなるとスカイステージに似た形の、レイメイRXA100、これの鏡が気になってきます。



これは、どうせスカイステージと一緒だろうと、ダメモトで中古を買ったのですが、こっちはよく見えたので、どうやら・・・・・・

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やっぱり! パラボラですね。焦点距離は前の2つと同じく280mm。
コスモキッズと同じく中央に山がありますが、少し小さいです。
これはコスモキッズの鏡と同じ由来のような気がしますね。

・・・・・しかし、さすがレイメイ! 一番大事なところに手を抜かないです。
ただ、残念なことに、このRXA100は現行機種ではないんですね。
今あったら、だんぜんお勧め機種なのになあ・・・・

さて、というわけで・・・・

コスモキッズの主鏡はパラボラでした!
( ついでに、レイメイ RXA100 も そしてF値は3.7だった )

この報告で、コスモキッズの中古相場が上がったりして?・・・・まさかね(笑)。