さて、早くも新企画です!
今回は何と、
レンズレス・シュミット・ニュートン!
明るく広い視野を求めていくと、対物のF値は小さい方が、いろんな面で有利です。
しかし、反射で最も一般的なニュートン式で、Fの明るいものを求めると、視野周辺のコマ収差に悩まされることになります。これを強引に補正しているのがナグラーなどのアイピースですが、非常に高価なものとなります(しかも、歪曲が相当大きい)。
そこで、「ニュートン式 + ワイドスキャンなどの安価なアイピース」で、何とか周辺ピンポイントのフラットな像を得られないかと考えて見ますと・・・・・ある! あるじゃないですか!
レンズレス・シュミットってやつが!
ただ、これは接眼部が24.5mmなので、2インチ対応への改造が必要となります。
接眼部の穴は倍以上に拡げないといけないですね。
ガムテープで養生をして・・・と。
ジグソーで切ってゆきます・・・・が、鏡筒の薄い鉄板が振動して、うるさいの何の・・・・(笑)
かなりの近所迷惑でしたが、抜けました。騒音対策に新聞紙を詰めてあったんだけど、あんまり関係なかった。
で、これに2インチ接眼部を取り付けていきます。
接眼部を取り付けておりますと、気分はもう「サマーレスキュー」の時任三郎です(笑)。
ネジを締めこむと、けっこうガッチリしたものとなりました!
この接眼部は以前、国際光器で売られていたマゼランⅢっていうドブソニアンのもので、ピッチの細かいネジをヘリコイドのように回して繰り出すというやつです。
相当使いにくいのですが、アイピースは交換しない予定なので、今回はこれでもOK。
接眼部の2インチ化は1時間で完了! 鏡筒バンドと、アリ型・アリ溝を介して50cm望遠鏡に取り付けてみます。
実はこの「レンズレス・シュミット・ニュートン」、50cm用のファインダー用としても考えているのです。
ワイドスキャン30mm17倍 実視界5度となります。
地上の風景を見る限りでは色収差のないクリアな像質でした。
現状は、単なる「ニュートン式」ですが、筒外焦点距離が長すぎて、斜鏡の径が生かされてないと思いますので、主鏡を5cmくらい遠ざけないといけないですね。
あと、主鏡から1000mmの位置に8cmの絞りを付けます。
今夜は曇ったので、「ニュートン式状態」での、コマ収差の検証はまた後日!
↓ 最終的にはこんな姿になる!・・・・はずだが!?(笑)
主鏡径 : 114mm(球面鏡)
斜鏡短径 : 35mm
焦点距離 : 500mm
絞り径 : 80mm( F 6.25 )
倍率 : 17倍( WS30mm )
瞳径 : 4.8mm
実視界 : 約5度
ケラレのないイメージサークル : 約2度
さて、この企画、果たして成功するのか・・・?!
今回は何と、
レンズレス・シュミット・ニュートン!
明るく広い視野を求めていくと、対物のF値は小さい方が、いろんな面で有利です。
しかし、反射で最も一般的なニュートン式で、Fの明るいものを求めると、視野周辺のコマ収差に悩まされることになります。これを強引に補正しているのがナグラーなどのアイピースですが、非常に高価なものとなります(しかも、歪曲が相当大きい)。
そこで、「ニュートン式 + ワイドスキャンなどの安価なアイピース」で、何とか周辺ピンポイントのフラットな像を得られないかと考えて見ますと・・・・・ある! あるじゃないですか!
レンズレス・シュミットってやつが!
これは、シュミット・カメラの簡易版とでも言うべきもので、複雑なカーブをもつ補正板の代わりに、単なる「絞り」を使うものです。もちろん、シャープな星像を得るためには、正式のシュミット・カメラと比べて小口径になり、Fも暗くなりますが、凸面になった像面全面に渡ってコマ収差が発生しないという特徴があります。
これ自体は写真用ですが、ニュートン式のように斜鏡を入れて眼視用にすることもできるはず。
これが、「レンズレス・シュミット・ニュートン」、というわけです。
レンズレス・シュミット・ニュートン・・・・、何だかとても複雑な光学系のように思えますが、まあ、早い話が主鏡の球心位置(焦点距離の倍)に「絞り」を置くだけなので、製作は比較的簡単だと思われます。
というわけで、今回の目標!
レンズレス・シュミット・ニュートンという「ローコスト光学系」による全面ピンポイントの鋭像で二重星団を楽しむ!
です!
改造の素材として、114mmfl=500mm( F4.4 )の、ケンコー・コスモウイング500R
(http://blogs.yahoo.co.jp/jzd01063/archive/2012/01/02)を使うことにします。
これ自体は写真用ですが、ニュートン式のように斜鏡を入れて眼視用にすることもできるはず。
これが、「レンズレス・シュミット・ニュートン」、というわけです。
レンズレス・シュミット・ニュートン・・・・、何だかとても複雑な光学系のように思えますが、まあ、早い話が主鏡の球心位置(焦点距離の倍)に「絞り」を置くだけなので、製作は比較的簡単だと思われます。
というわけで、今回の目標!
レンズレス・シュミット・ニュートンという「ローコスト光学系」による全面ピンポイントの鋭像で二重星団を楽しむ!
です!
改造の素材として、114mmfl=500mm( F4.4 )の、ケンコー・コスモウイング500R
(http://blogs.yahoo.co.jp/jzd01063/archive/2012/01/02)を使うことにします。
ただ、これは接眼部が24.5mmなので、2インチ対応への改造が必要となります。
接眼部の穴は倍以上に拡げないといけないですね。
ガムテープで養生をして・・・と。
ジグソーで切ってゆきます・・・・が、鏡筒の薄い鉄板が振動して、うるさいの何の・・・・(笑)
かなりの近所迷惑でしたが、抜けました。騒音対策に新聞紙を詰めてあったんだけど、あんまり関係なかった。
で、これに2インチ接眼部を取り付けていきます。
接眼部を取り付けておりますと、気分はもう「サマーレスキュー」の時任三郎です(笑)。
ネジを締めこむと、けっこうガッチリしたものとなりました!
この接眼部は以前、国際光器で売られていたマゼランⅢっていうドブソニアンのもので、ピッチの細かいネジをヘリコイドのように回して繰り出すというやつです。
相当使いにくいのですが、アイピースは交換しない予定なので、今回はこれでもOK。
接眼部の2インチ化は1時間で完了! 鏡筒バンドと、アリ型・アリ溝を介して50cm望遠鏡に取り付けてみます。
実はこの「レンズレス・シュミット・ニュートン」、50cm用のファインダー用としても考えているのです。
ワイドスキャン30mm17倍 実視界5度となります。
地上の風景を見る限りでは色収差のないクリアな像質でした。
現状は、単なる「ニュートン式」ですが、筒外焦点距離が長すぎて、斜鏡の径が生かされてないと思いますので、主鏡を5cmくらい遠ざけないといけないですね。
あと、主鏡から1000mmの位置に8cmの絞りを付けます。
今夜は曇ったので、「ニュートン式状態」での、コマ収差の検証はまた後日!
↓ 最終的にはこんな姿になる!・・・・はずだが!?(笑)
主鏡径 : 114mm(球面鏡)
斜鏡短径 : 35mm
焦点距離 : 500mm
絞り径 : 80mm( F 6.25 )
倍率 : 17倍( WS30mm )
瞳径 : 4.8mm
実視界 : 約5度
ケラレのないイメージサークル : 約2度
さて、この企画、果たして成功するのか・・・?!
コメント
コメント一覧 (6)
uwakinabokura
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主鏡の像面は接眼部から見て、凹面の500Rになると思いますが、アイピースの像面湾曲も接眼部から見て凹面なので、うまくつじつまが合って合焦する予定です。
uwakinabokura
が
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好きだなぁ
uwakinabokura
が
しました
uwakinabokura
が
しました
ただ私の場合、設計に無限に時間を投入するので遅々として物が出来上がってこないんですよね。
uwakinabokura
が
しました
uwakinabokura
が
しました