50cm望遠鏡で気流のよいときに木星をみると、とてもよく見えるのですが、「携帯のカメラ+コリメート一発撮影」ではなかなかそのイメージを伝えることができません。

仕方がないので、NASAから提供されてる画像(たぶんカッシニ探査機かなんかのを合成したやつ)をもとに、画像処理によって模様のコントラストや色の彩度を弱めて、何とか眼視のイメージに近づけてみたのが、下の画像です。

1c8fd9a1.jpg


だいたい200倍のときにこんな感じに見えます。

一番の特徴は、それほど必死に見なくても割と楽勝にこのイメージで見えることだと思います。
惑星には素人である家族の者に見せても、かなり模様を検出しているようでした。

たとえば、当方のメイン望遠鏡(笑)、10cmF10クエーサー改でも、これに近い情報量が得られることがありますが、相当な集中力と見えるか見えないか・・・・の部分をストイックに追求していく姿勢が必要です。


現状、50cmには双眼装置が付いている(まだ双眼装置を通さずに見たことがない)ので、「ビームスプリッターのプリズム+表面鏡等の2回反射」を経由した像ということになります。

もちろん、DSOには双眼装置のアドバンテージが大きいので、しばらくは双眼仕様で使おうと思ってますが、もし、これを単眼使用にして、シンプルに主鏡と斜鏡の2枚だけの結像で惑星を見たら、さらにシャープでコントラストの高いイメージが期待できますね。

いろいろと楽しみの多い望遠鏡です!