ポンセット・マウントですが、実はあることはあるのです。
こういうやつ。

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これは酒居さんがポンセットを開発中に作られた「プロトタイプ」なのですが、鉄の角パイプが溶接で連結され、非常に手間のかかった力作です。

30cmクラスのドブソニアンを入手したら、これに載せて運用しようと思っているうちに何年も死蔵していたのですが、30cmを飛び越えて一挙にステップアップしてしまったので、50cmを何とかこれに載せるべく改造してみようと思います。鉄製なので、やや重いですが、その分剛性は充分ではないかと思います。

モーター等の駆動装置は付いていないので、当面、タンジェントの手動追尾とするとことします。
( 微動ハンドルのレイアウトが結構問題になりそうですが・・・・・ )

まず、50cmを載せている水平回転部のベアリング( ドブでは定番の「華峰」ブランド )の径が大きく、そのままでは六角形の部分に載らないので、

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コンパネをベアリングの大きさに丸く切って・・・・

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この丸い板を介してポンセットに載せることにしました。

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これは裏側から見たところ。置いてみると、ポンセットのスイングによって円の端っこに干渉する部分があるようなので・・・

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少し切り取っています。

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50cmの架台部分を載せてみるとこんな感じ。



この時点では赤経方向の動きはなかなかよさそうですので(90kgほどの望遠鏡一式を載せたとき、どういう挙動になるかはちょっとまだわからないですが・・・・)、六角の部分とコンパネ、ベアリングをビス止めしました。
ちなみに、ポンセットとコンパネ、ベアリングを含めると15kgほどになり、結構重いです。

下の板が広いので、こういう運用も出来そうですね。



そんなことをして遊んでいるうちに、雨が降ってきて作業不能になった( 当方、屋外作業所のため )ので、本日はここまで。


次回は微動部分を作ってみようと思います。