日本語で「ポンセット」と呼ばれるものには、大きく分けて、「poncet」式と「gee」式があるようなのですが、その違いを分かりやすく示した図を海外のサイトで見つけたので貼っておきます。
「poncet」式と「gee」式では、上部ステージの荷重を受ける方向が違うようです。
この図を見れば、緯度が45度を越える地域では、「poncet」式、それより低緯度では「gee」式の方が適性があるように見えます。
なるほど、「gee」式の作例が多いはずですね。
さて、今日のお題は「gee式の応用型」。
どのようなものかと言うと・・・・
これ。
実は、これも酒居さんが製作されたプロトタイプを、研究用に譲り受けてきたものなのです。
通常のギー式では、荷重を受ける部分が円弧になっているのですが、この作例ではちょっと違っていて
直棒のシャフトを、ブッシュで受けています。
そして左右のシャフトの延長が直角で交わるようになっており、(これにより極軸のフレが最小になる)
南側のピボットを中心にスイングすることで、日周運動を追います。
工作の面倒な円弧部分を作らずに済む、画期的なアイディアですね。
ただ、これも開発中のものなので、そのままでは使えません。
現状では、シャフトとブッシュがあまりにも高精度に合わさっているので、非常に摩擦が大きく、動きが「ギシギシ! カクカク! 」となってしまっています。
これを何とかしてみようと言う感じで・・・・
遊びのないブッシュの変わりに、木の上に「置く」だけで荷重を受けてみたらどうかな?・・・・と。
さらに、摩擦の一因となっているタンジェントも取り外し・・・・
このように木の上に「置くだけ」で、シャフトを受けてみると・・・・・・
なかなかスムーズな動きになりました。
あとは、タンジェントを別のところに付け直して、さらに剛性が十分であればひょっとしたら使えるものになるかもしれません。
いろいろやってみます。
「poncet」式と「gee」式では、上部ステージの荷重を受ける方向が違うようです。
この図を見れば、緯度が45度を越える地域では、「poncet」式、それより低緯度では「gee」式の方が適性があるように見えます。
なるほど、「gee」式の作例が多いはずですね。
さて、今日のお題は「gee式の応用型」。
どのようなものかと言うと・・・・
これ。
実は、これも酒居さんが製作されたプロトタイプを、研究用に譲り受けてきたものなのです。
通常のギー式では、荷重を受ける部分が円弧になっているのですが、この作例ではちょっと違っていて
直棒のシャフトを、ブッシュで受けています。
そして左右のシャフトの延長が直角で交わるようになっており、(これにより極軸のフレが最小になる)
南側のピボットを中心にスイングすることで、日周運動を追います。
工作の面倒な円弧部分を作らずに済む、画期的なアイディアですね。
ただ、これも開発中のものなので、そのままでは使えません。
現状では、シャフトとブッシュがあまりにも高精度に合わさっているので、非常に摩擦が大きく、動きが「ギシギシ! カクカク! 」となってしまっています。
これを何とかしてみようと言う感じで・・・・
遊びのないブッシュの変わりに、木の上に「置く」だけで荷重を受けてみたらどうかな?・・・・と。
さらに、摩擦の一因となっているタンジェントも取り外し・・・・
このように木の上に「置くだけ」で、シャフトを受けてみると・・・・・・
なかなかスムーズな動きになりました。
あとは、タンジェントを別のところに付け直して、さらに剛性が十分であればひょっとしたら使えるものになるかもしれません。
いろいろやってみます。
コメント
コメント一覧 (3)
その後、鉄の丸棒で受けて(点で支える)摩擦を最小にしてみたりいろいろやってみましたが、状況は変わらず。
この方式(円弧の部分を直線で代用する)は望遠鏡が軽いときは有効そうですが、50cmクラスのように100kg近いものを駆動するのには少々厳しい気がしてきました。
シャフトの部分を円弧に交換すれば何とかなるかもしれませんが、それだと結局、普通の「gee」式に戻ることになりますね(笑)。
uwakinabokura
が
しました
円弧動作の近似駆動ですね。少し回転軸(極軸)がブレますが、短時間の追尾なら、何とか使えるかも。。。ですね。
私も、以前から考えていた大型望遠鏡用の赤道儀をCGで描いてみました。(当方のブログおよび南十字星ミッションのHPにアップしました:宣伝ですm●m)
uwakinabokura
が
しました
これは素晴らしいアイディアですね!
リンク部分のモーメントが大きいので、素人工作でガタが残ると、導入してクランプを締めてから追尾が始まるまでのバックラッシュ(?)が発生するかもしれないですね。
当方の製作環境では厳しいかもしれません・・・・・
uwakinabokura
が
しました