ご愛用の方も多いのではないでしょうか、「フィールド版スカイアトラス」です。

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残念ながら、絶版になって久しいのですが、主要な天体について、ファインディング・チャート的な拡大星図と短くて適切なコメントが載っている、観望用のコンパクトな星図です。

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今日は、これ用の星図台を作りました。

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ファインダーのアリ型にL字金具と合板でテレビの回転台を取り付け、合板とプラのアングルで形作られた四角い部分に「フィールド版スカイアトラス」をはめ込み、

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透明のプラ板をかぶせてクリップで押さえます。



こっちは裏から見たところ。



回転台によって360度、角度を調整することができます。

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これにより、ファインダー視野内の星の並びと方向を一致させます( 星図を回転させるという発想は、ワントリックポニーさんから頂きました )。

また、ファインダーの実視界が「フィールド版スカイアトラス」の拡大星図の視野円に近いので、星図とファインダー内の「星の並び」を照らし合わせることで、対象天体が見えなくても導入が可能です。

ただ、現状、結構手前に張り出しているので、鏡筒の仰角が低いときに、体に干渉しますね。
ちょっと、取り付け角度を変える必要もありそうです。

また、ページをめくるために、いちいち外さなければならないのも面倒で、これも改良を要する部分でしょうか。

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ちょうど満月で空も明るいのですが、一応、夜に使ってみました。
視野内の星の並びを基準に、ファインダーでは見えないエスキモー星雲やM79(球状星団)をスムースに導入することができました。
何とか実用性はありそうですね。

今後、少し手直しして、もうちょっと使いやすくしたいところです。


ちなみに自分の場合、「フィールド版スカイアトラス」に載っているメジャーな天体でも、見たことないのがかなりありますし、星雲星団の導入スキルも、初心者の域を出ていません。
この星図台を使い込んで、とりあえず、「フィールド版スカイアトラス掲載天体、全制覇! 」と行きたいところですが・・・・・(笑)