先日、クイックファインダーの脱着用のツメを折ってしまいました。

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このファインダーは非常に小型軽量で使いやすいので、50cmをはじめ、いろんな望遠鏡で使いまわしていました( この使い方を推奨するように台座が2つ付属していたりもします )。
そのため、脱着の機会が多く、プラスチック疲労( ? )がたまっていた上に、歪んだ台座( 望遠鏡に取り付けるネジを締めすぎていたためと思われる )に取り付けたのが、「 最後の一押し 」となって折れてしまったようです。

これを修理することとします。
最初、折れた部分をライターの火であぶって「 溶接 」しようとしましたが、やっぱりダメだったので( 笑 )、ツメの部分を、プラのアングルで作ることにしました。

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アングルをクイックファインダーの幅に合わせて・・・・と。

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この長さに切って、このような形の部品を作りました。

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これをクイックファインダーの内側にはめ込み、

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外から木ネジで止めます。

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さらに、ツメを緩める用の木ネジ( 銀色のやつ )もつけて、台座にフィットするようヤスリで削っていきます。

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さて、、うまくはまるかな・・・・?

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ちょっと脱着がシブいけど、何とか固定できたようです!

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さあ、これでまた使えるぞ!
「 テルラド 」というやつも持っているのですが、結構かさばるし、意外に望遠鏡の重量バランスにも響いてくるので、クイックファインダーの方が全然使いやすいんですよね。

ファインダーもいろいろあるのですが、結局、この手の「 サイトファインダー 」が一番便利なのかもしれません。
50cmだとこのファインダーで大体の狙いを付けておいて、その辺を流すと視野に入ってくることが結構あります。高倍率となり、実視界は狭くなるのですが、集光力のおかげで対象天体が望遠鏡本体で見つけやすいんですね( ま、全然見つけられなくて、5cmのファインダーで星図と星の並びを比較しながら必死で導入しなければならないことも、私クラスでは多いですが )。

このファインダー、ひとつしか持っていないんですけど、本当は3台くらいあって使いまわさなくてもいいようにした方がいいんでしょうね。