双望会には大型のドブソニアン望遠鏡が集結しますので、今年は機種による手動での操作性の違いを確かめようと思っていました。対象機種は45cmを超えるものです(ただし、やおきさんの66cmのように自動導入のものは除きます)。すでに紹介した、Takさんのちろりん18、inouさんのOMEGA、utoさんのLight_Bucket18、Civetのテレギドラをはじめ、
ヤスさんの自作「18インチドブ」 大阪のMさんのOMEGA
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神奈川のNさんの自作ドブソニアン 三重のTさんのナイトキッド
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NINOさんのNINJA500 fk506さんのNINJA500(画像は組み立て中)
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長野のTさんの、オブセッション22インチ・ウルトラコンパクト
などのそうそうたる機材群を「 勝手に触ってもいいですよ。ただしそっとね 」と掲げられているのをいいことに(笑)、実際に動かした感じを確かめていったのでした(国際光器さんのネビュライト50はこの時既に撤収されていたので残念ながら果たせませんでした)。
本当は、実際に高倍率で惑星等を見ながら日周運動を追ってみたかったのですが、できなかったので、昼間に動かした手ごたえみたいなもので評価しています。
さて、実際に動かしてみると、さすが、どの機材もオーナーの方が実用品として使い込んでいるだけあって、フィーリングは素晴らしいものでしたが、使用に当たっての好みというか、考え方みたいなものが感じられて面白かったです。たとえば、OMEGAやNINJA500は同機種が2つあったわけですけど、その2つの間でも違うんですね。このへん言葉で表現するのは非常に難しいのですが、無理に単純化して言ってみると
少々の振動しやすさは我慢して動きを軽く調整
↑
↓
剛性感を重視、ただし動きは重くなる
どの望遠鏡も、どちらかのパターンに振っているか、その中間にあります。たとえばfk506さんのNINJAとCivetのテレギドラの感じが割りと似ていて、これらは「軽い系」、「ちろりん18」や「Light_Bucket18」は重厚な動きの「剛性系」、かな? もちろん、剛性感があって動きが軽いに越したことはないのですが、実際のチューニングではなかなか難しいですね。ただ、長野のTさんの22インチはこの辺が非常にうまくバランスされていて軽く剛性感のある動きでした!
しかし、ヤスさんのドブや、ナイトキッド、NINOさんのNINJAみたいに、追尾用のギー式マウントに載っている場合は、あんまり関係ないのかもしれないですけどね・・・・・
コメント
コメント一覧 (2)
こんなにたくさんのドブがあったのだから、私も比較してみれば良かったです。目の付け所が違いますね。
操作性のセッティングはほんとに難しいです。軽くすると風に弱かったりアイピースを変更する時に筒が動いたりします。逆に重くて静止摩擦係数と動摩擦係数が大きく異なると高倍率の追尾がしんどいですよね。
また、御園では夜半から湿気が多くなりますので自分の予想以上に滑りやすくなります。
私のドブは重い双眼装置を交換の為に外しても筒が動かないよう渋めにしていますが、風が弱い時にアメリカンサイズしか使わない前提の軽めのセッティングも持っておくと高倍率観察が快適でしょうね。
米国で120センチドブ所有のAlvinさんがそのようなセッティングをされていたと思います。
uwakinabokura
がしました
僕はわりと軽い方が好きなのですが、果たしてセッティングはこれでいいのだろうか? と疑問を持つこともあって、自分の立ち位置を確認したい意味もありました。結果、fk506さんのNINJAや大阪のMさんのOMEGAが同じ方向性であることが確認できて安心しました(笑)。
また、たとえばNINJAやテレギドラのように、耳軸が鏡筒の中央に近いものでは、比較的バランスが取りやすい(崩れにくい)と思うのですが、ロッカーボックス式の一般的なトラスドブでは、接眼部のモーメントが大きいので双眼装置などの重量物を追加したときのバランス崩れに気を使いそうですね。
この辺、Light_Bucketでは、高度軸に、ワイヤー+動滑車+スプリングを導入してテンション調整しているようにお見受けしています。
ホワイティドブなどもテンションが調整できるようになっていて、結構便利との事です。
uwakinabokura
がしました