もう少し鏡面の加圧実験をやってみます。
セレストロンのエクスプローラースコープってやつを引っ張り出してきました。
今回はこれの主鏡を使います。口径は10cmとのことですが・・・
実測は99mm! こういう微妙な「 サバ読み 」はやめてほしいですね(笑)。
一応フーコーテスターにかけます。
球面です。焦点距離は358mm、F3.6ですね( 今後のために裏に正しいスペックを書きました )。 これだと合成F20くらいのグレゴリーを作ることができます。厚みは12mmとやや薄いですが、今回のように加圧して変形させるにはかえって好都合かも。
化粧合板の真ん中を丸く削って加圧用のホルダーを作ります。クランプの中心を出して・・・と。
ジグソーで丸く切り、クランプが斜めに締まらないように、裏側も中心を出しても木ネジで止めました。
早速99mmF3.6の鏡を取り付けます。鏡に当たる部分にはプラスチックのワッシャをかませます。
さて、これでいよいよナイフエッジで見て見ますが・・・・・
やっぱり左右非対称ですね・・・・
ひょっとして、中央の加圧する部分の面積が少ないからかな? と思って25mmのワッシャに植毛紙を貼って押さえてみましたが・・・・
あんまり変わらないですね・・・・
ひょっとしたら、Cクランプが原因かもしれないですね。あるいは、ネジが微妙に偏心しながら締め込まれているのかもしれないです。精度の良い工作をすれば何とかなるんでしょうかね・・・・・
とりあえず、丸2日取り組んで気が済んだので、グレゴリー式副鏡のための、「 鏡面加圧システム 」の開発は、いったん終了とします。グレゴリー・ナスミスもいったん中断かな・・・・これはまだ、主鏡とマッチングした修正量の楕円面副鏡を自分で研磨する、という道が残されていなくもないですが・・・・(笑)
あと、加圧システムの実用性としては、鏡の端の方を加圧して、「 ハーシェル・ニュートン 」に使う、という道が有望そうですね。これもいずれ実験してみようと思っています。
ただ、現在の最優先事項は、「 テレギドラの接眼部を低くする 」なので、来週からは、リレーレンズの方の開発に移ろうと思います!
コメント
コメント一覧 (4)
昔、定規やコンベックスの精度に無頓着だった頃、なんか1mmほどズレるという現象がときどき発生するので、なぜかと思ったら目盛りがすこしズレてたことがあります。特にコンベックスは周期的に誤差が正負にふれるという状態でした。
以来、工作にはJIS 1級の定規やコンベックスを使うようにしました。
uwakinabokura
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そう言えば、小学校で、「 プラスチックの三角定規は温度で伸び縮みするから、竹の定規で測れ 」って習いましたっけ(笑)
uwakinabokura
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ズレてるやつは温度の影響というよりも目盛りの付け方がアバウトですね。一様に伸びてるとか縮んでいるという状態ではなかったです。
uwakinabokura
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これに合わせてみますと、手持ちの三角定規は大丈夫のようです。
コンベックスは全然使わないんですが、気をつけた方がいいんですね・・・・
uwakinabokura
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