というわけで、鏡筒先の平行平面ガラスを検査することにします。

もともと、主鏡は綺麗な球面なので、これを「 基準球面 」として使います。
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主鏡に平面ガラスを重ねて・・・と。これでナイフエッジ画像を撮影してみますと・・・・・

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こ・・・これは・・・想像以上に凄いことになっている!

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周辺ダウン+研磨痕みたいなのもあるし、第一、右下の輝きは何なんですかね? 何かの光の加減かな、と思ってガラスを回転させてみましたが、やっぱり同じところが光ります。
ここの面が何か変になっているんでしょうね・・・・そして、この右下の部分が集中的に像を乱している? 
ここだけ隠したら、それなりにまともな像になるかな?

それとも、ガラスを外して、普通にスパイダーで斜鏡を保持してみるかな・・・?

何だか、どんどん寂しい話になっていく気が(笑)


ついでですので、マルミの105mmプロテクトガラスを出してきまして・・・・・

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同じように、基準球面の前に置きます。これだと一部しか検査できないですけど、もう面倒くさいので(笑)

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あら? 意外にいいのでは? 

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ちょっと面が荒れてるような気もしますが、TANZUTSUの平面ガラスと比べると格段にいいですね。

このプロテクトガラスを、以前、10cmF10の前にかざした時は、像が悪化したと思ったんですが、スケアリングが適当だったせいかも知れません。
10cmF10と比べて影響が半分で済むかも知れない、10cmF5あたりに使ってみたら面白いでしょうか?
これは意外なところでプロテクトガラス復活かな?