皆様、あけましておめでとうございます!
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今年も、簡単&ローコスト&マニアックをテーマに展開していこうと思っておりますので、よろしければお付き合いください!

さて、新年の一発目ですが・・・・・

レイメイ RXA100 です! 



口径76mm焦点距離300mm( 実測280mm F3.7 )のコンパクトなやつですね。

こういう形式の「 片持ちドブ 」は、ケンコーのスカイステージや、セレストロンのファーストスコープなどいろいろあるのですが、レイメイというのはイオンの望遠鏡ブランドです。

ここは、いろんな初心者向けの望遠鏡を出しているのですが、良心的な広報が他の「買ってはいけない系望遠鏡」とは一線を画します。個人的にはおすすめのブランドですね。
とは言うものの、このブランドも「 いいものもある・・・・だけど、悪いものもあるよね 」という感じなので、機種選定は慎重にする必要がありますが。

さて、「 玉石混交 」のレイメイブランドの中では、RXA100は「 なかなか良く見える望遠鏡 」カテゴリーになります。以前、自分でこの望遠鏡の主鏡をナイフエッジで撮影したところ、

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このような、「放物面風」の影に写りましたので、鏡面精度が良いのではないかと思っていました。

そこで、鏡面研磨の雄、わたなべさんのRFT(リモート・フーコー・テスター)で正式に測定してもらったところ・・・・



このような結果が! 鏡面精度は、約 1/11λ 、波面誤差で言っても1/5.5λです。
よく見えるはずですね・・・この価格帯としては「お宝鏡」と言い切ってよいでしょう。

そこで、これから迎える木星のシーズンに向け、惑星観望仕様にしてみることとします。

RXA100は、もともと手動の赤道儀台に載せているのですが、そのままだと背が低くテーブルが必要なので、こういう小型の三脚に載せます。

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この三脚は、たぶんビクセンの「フォトガイド」用だと思うのですが、M10のボルトでとめるようになっているので、赤道儀台の下の板の真ん中にドリルで11mmの穴を開け・・・・・

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「アジャスター受座」という、座金つきナットを打ち込んだ後、木ねじで止めます。
 
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これで、三脚に工具レスで着脱できるようになりました。テーブルに載せる仕様にもすぐ戻せます。

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RXA100を載せて完成。 まだ完全に暗くなっていないのですが、さっそく月を見ます。


 

さすが、1/11λ、なかなかシャープに見えますね! 携帯の付属カメラではこれぐらいにしか撮れなかったけど、実際はもっとよく見えます。

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( Or4mm 70倍 )

上の画像は、「 Or4mm 70倍 」ですが、「 LV2.5mm 112倍 」もなかなかよかったです。

ところで、76mmの口径って、木星のフェストーンは見えるのでしょうか?
今シーズン、挑戦してみます。見えたらうれしいですね!


このレイメイRXA100ですが、現在は残念ながらカタログ落ちしてます。
まれにオークションとかで出てきますが、あったら「即買い」でしょう!
値段的には、5000円前後で落札されてますね。

・・・・・ひょっとして、この記事を読んだ人が多数入札して、価格が高騰する・・・・まさかね(笑)。
一応、言っときますが、
「すべてのRXA100の主鏡が1/11λとは限らない」

さらに、高精度光学系の真価を発揮するための「光軸の追い込み」にも、少し裏技的な調整が必要になります。

当方もできればもう一台欲しいと思っているので、どうか高騰させないよう、よろしくお願いします!(笑)