今日は、マフラーカッターのドローチューブを押さえる部分を作ります。
まずは、VU50の塩ビパイプを切ります。

f2c18366.jpg


今回の作例では高さ19mm。かなりマニアックなロープロファイル仕様です。
切り口の直角と水平に気をつけ、ヤスリで削って左右を同じサイズに仕上げます

次に、これをはめこむ用の合板にΦ60mmの穴をあけ、VU50がピッタリ入るのを確かめます。

57602497.jpg

 de3fa1ad.jpg


合板はこのような形に切ります。左右のくぼみはターンバックルと干渉しないためのものです。

22c49db0.jpg

 580c9f6e.jpg


こうなります。中央部分はギリギリまで切り詰めてありますが、VU50の外径が60mmなので、それ以上左右を近づけることができなくなります( つまり、目幅の調節範囲が最小で60mmに制限されてしまいます )。

20dd65c0.jpg

 2dcc83d2.jpg


VU50のパイプにもアイピースの止めネジとターンバックルのステーに干渉しないための切込みを入れ・・・

4560e7cc.jpg

 b6563e84.jpg



摺動部分には、「敷居すべり」を採用。これによりマフラーカッターの外径とVU50の内径がピッタリになり、いい感じの節度でスムースに動きます。
とりあえず、コスモキッズ双眼の鏡筒に載せてみました。

7767e54c.jpg


さらに、ナグラータイプⅡ16mmをつけ、遠景でピントが出るのを確認します。ナグラー16mm先端の31.7mmバレルはコスモキッズのプラ鏡筒に元からある31.7スリーブに、手前の2インチバレルはマフラーカッターのドローチューブに入ります。

d2ed8752.jpg

 fd46b50e.jpg


ターンバックルを回して、ピント合わせの動きをしてみましたが、「 ピント合わせに伴う左右の像ズレ 」も起こりません。これで大丈夫そうです。

9e69b278.jpg


常用アイピースは、ナグラー16mmですが、同じように31.7mmと2インチのバレルの両方があるアイピースなら差し替えも可能ですね。たとえばイーソス13mmとか。
また、もうちょっと改造すれば、2インチのWV32mmで、9倍実視界7度もいけそうです。

最小目幅が、58mm→60mmと少し大きくなってしまったのですが、そこを犠牲にするだけのメリットはありそうです。

あとは、合板をコスモキッズの鏡筒に固定すれば完成ですが、この時のセンタリングやスケアリングをちゃんとやっておかないと、光軸が合わなくなるので、慎重に時間をかけて行う必要があります。
この工作は、次の機会に見送りました。

今日は合板部分をはずして、ニスを塗る作業でおしまい!

d40c5f2e.jpg


メカニカルな雰囲気と、木の風合いの対比が楽しめる外観になる予定・・・?