55cm双眼のYさんはもともと55cmを単眼で運用しておられたのですが、双眼化したことにより単眼用の鏡筒が余っていました。これを50cm用に改造してもらい、譲り受けていたのですが、天気が悪くて組み立てられず、今日、初めてそれをおこないます。

まず、ポンセットの土台部分を置き、テーブル部分を載せます。
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ポンセットのテーブルの上に、水平回転部分を載せ、フォークをボルトで止めます。
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この時、テーブルの中心より少しだけ西側に置いて、追尾時のモーターの負担を少し減らすようにします。

今回、電源としては1000円くらいで売っているソーラーパネルつきのバッテリーを使ってみました。
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これはソーラーパネルはほとんど実用性はなく、また容量も2Ahとややさびしいのですが、9V出力があるので、このポンセットを駆動するには向いています。実際にやってみると、フル充電で2時間45分の駆動が可能でした。2~3個用意しておけば一晩中でも使えますね。

さて、組み立ての続きです。

耳軸部をフォークに載せます。この時点では逆さま、つまり主鏡が上に来るようにして、短いほうのトラスをつけます。
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トラスの上に主鏡セルを取り付け、ここで180度ひっくり返します。


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ホルダーに入っている主鏡をセルの上に置きます。

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主鏡にものが落下しないよう、中間部分に合板を置き、長いほうのトラスを出してきます。
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トラスを組んだら脚立に乗ってトップリングを取り付ければ完成です。

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慣れれば15分くらいで組み立てられるようなのですが、不慣れなのと、ボルトを間違って止めたりしてモタモタしているうちに、1時間くらいかかってしまいました。総重量は約110kgとなります。



レーザーコリメーターで光軸を合わせ、月を見ます。
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相変わらずまぶしいですね。

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この後、ほぼ曇ったのですが、雲の切れ目の星で、星像テストや追尾テストを行うことができました。
明日はトラスカバーを何とかしたいですね。