50cm望遠鏡ですが、観望地での車への出し入れはまあ仕方ないとして、家へ帰ってから車から室内へ移動するのが大変で、何とかしたいなと思っていました。
望遠鏡一式を車に積みっぱなしだと、室内への出し入れが不要になりますが、高温多湿条件での主斜鏡のメッキ劣化が心配です。

そこで、光学系は室内、フレームや架台部分は車に積みっぱなし、という作戦を考えました。

まず、車積みっぱなしチーム。
こちらは、下から、主鏡セル→耳軸部分→水平回転部分→ポンセット天板→ポンセット駆動部分、の順番で積み上げます。

今回、水平回転部分とポンセット天板の間に入れる4つ足のテーブルを作りました。

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これを置くことで、ポンセットの重量が直接水平回転部分にかからないようになり、

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2×4材の上にポンセット天板のフレームが載ることで、駆動用のRのついたレールが浮き、荷重がかからないようになります。

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さらに、一番下の駆動部を180度向きを変えて置くと、天板と駆動部分の水平部分がちょうど当たって安定します。

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この状態でベルトで締めます。

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こうなると、もう荷崩れの心配はありません。
ためしに少し荒い運転をしてみましたが、まったく大丈夫でした。
さらに、これだと荷室の後ろ半分を使うだけで済むので、4名乗車が可能です。

さて、次に室内保管の光学系部分ですが、収納用の箱を新規製作しないといけないので少し手間がかかりそうです。

・・・・・続く!