今日は、高知県東部某所で観望です。

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( 18mm F4 ISO100 露出56分 )

高知県東部では、近くに明かりがなく視界が開けた場所さえあれば、どこでも観望地になります。

今回は当方実家より5km、車で10分の近場で、あらかじめ目星をつけてあった某所に初めて50cmを設置しました。海岸線から少し山のほうに入るんですが、ここでもまだ波の音が聞こえます。
言わば「海が聞こえる」状態(笑)で観望スタート!。

ポンセットを大体北にあわせて設置、本体を組み立て、北極星でファインダーを合わせます。

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現在はファンダーorサブスコープが5本くらいつけられるようになっている、50cmドブソニアン望遠鏡「 テレギドラⅡ 」ですが、、今回は耳軸上側にグリーンレーザー、トップリングの接眼部上に5cmファインダーと、シンプルな仕様です( 多連装仕様は双望会にとって置きます )。

さて、それでは本日予定している、いろいろなテーマの検証に移ります。


①ポンセットの追尾速度は振動音「 G 」でOKか?

ポンセットの追尾速度ですが、先週、モーターの振動音を「 G 」に合わせることで恒星時になる、ということだったので、チューナーで音高を測定しながら、Gに「 チューニング 」。
適当に明るい星を視野に入れて、しばらく置いてみます・・・・・どうかな?

うん、ちゃんと視野中央で止まっています。極軸も結構あっているようです、こういうの気持ちいいですね。


②BS双眼装置を2インチ仕様にしてみると?

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はい、BS双眼装置を2インチ対応にしてみました! ( アイピースはWS30mm )

といっても、31.7→50.8 アダプターを2つ突っ込んだだけですけど(笑)。
そのままではピントが来ないので、双眼装置の先端に2倍バローを入れてあります。
( ただ、バローからアイピースまでの距離がかなりありますので、4倍とか5倍になっているかもしれません )

やっぱりこんな安易な方法ではダメですね。WSの82度の視野が50度くらいにケラれます。さらに、星像が強烈に悪化、ボッテリとして点にならないです。残念ながら実用性はなさそう・・・・

双眼装置にはインディゴ式延長レンズでないとダメか。


③50cmの直焦点撮影をやってみる


50cmはfl=2236mmですが、ポンセットでも数秒の露出はできそうなので、カメラをTリングに取り付けてやってみようとしたところ・・・・

・・・・・?
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( フォーマルハウト 50cmF4.4 露出30秒 )

ピントが来ません!(笑) フォーカサーを一番奥に押し込んでも、上のような状態でした。
この鏡筒の中央遮蔽の小ささ( 直径比17% )だけはわかりますね。
直焦点をやるには専用のトップリングを製作しないとダメそうです。
どうせ作るならプライムフォーカス式にしようかな、それなら斜鏡もいらないし・・・・

仕方ないので、国際光器SD80、8cmF6 fl=490mm を出してこれにカメラを取り付けてみました。

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検証テーマを

④8cmF6の直焦点撮影をやってみる

に変更・・・・・・・・・続く!