関川さんの、40cmF4.5 ナスミス式反射経緯台です。

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機材紹介で、「 この鏡筒としては双望会初参加になります 」とご本人の弁。
え、もう何回か持って来られているんじゃ? とみんなが思ったところに、
「 実は鏡筒を作り直してあるんです 」・・・・・・・本当だ!

青い「 スバル・カラー 」が同じなので気づいてなかったのですが、かつては木製だったトラスロッドが金属製の「 イレクター 」になっているし、架台部分も変わっています。剛性確保の観点から作り直されたそうです。

しかし、ナスミス焦点を経緯台の耳軸近くに引き出すことで、接眼部の高さがほとんど変わらない、
バリアフリー設計は、もちろん不変です。

本来、筒外焦点を長く必要とするナスミス式は、第2ミラーに凸面を使ったカセグレン系で作るのが一般的ですが、この望遠鏡では大径の( 20cmでしたっけ? )円形平面鏡でバックフォーカスを確保、第3ミラーの斜鏡で筒外に導きます。

おそらく、ナスミス式の第2ミラーに平面鏡を使った光学系は世界唯一ではないでしょうか?

もちろん、これをやりますと、中央遮蔽がかなり大きくなってしまうので、普通はここで見送るのですが、関川さんは、この望遠鏡の最重要コンセプトをはっきりと考えた上で、採用に踏み切られたのでしょう。素晴らしい英断です。また、この設計によって、焦点距離の割に望遠鏡の長さをかなり短くできる、というメリットもありますね。

このような骨太なコンセプトの自作望遠鏡が見られるのも、双望会の大きな楽しみの一つです。