さて、先日試したボーグ65鏡筒による、「 fl=338mm、F5.2 」の光学系(http://blogs.yahoo.co.jp/jzd01063/32630778.html)ですが、何とか使えそうな手ごたえはあったものの、ノータッチガイドで運用するには、やはりもう少し焦点距離が短くて明るい光学系の方が楽そうです。

そこで、何と言っても星雲星団のクローズアップと言えば、短焦点反射の直焦点でしょう、ということで、TOWA製(TASCOブランド)TANZUTSU D=76mm fl=600mm を出してきました。

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↓この望遠鏡についてはこちらに詳しく載せてます。

http://blogs.yahoo.co.jp/jzd01063/31695309.html?type=folderlist
http://blogs.yahoo.co.jp/jzd01063/31696475.html?type=folderlist
http://blogs.yahoo.co.jp/jzd01063/31699550.html?type=folderlist
http://blogs.yahoo.co.jp/jzd01063/31703733.html?type=folderlist

この望遠鏡には、主鏡として、D=78mm fl=275mm F3.5( いずれもフーコーテスターによる実測値 )という球面鏡が使われており、接眼部ドローチューブの先端についている補正レンズ( バロー? )で球面収差を補正するとともに、fl=600mmまでエクステンドする設計らしいです。

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今回、これの主鏡を使って直焦点撮影を行おうという計画です。
これだとボーグ65レデューサー仕様「 fl=338mm、F5.2 」よりだいぶ短くて明るいことになります。

しかし、このような明るいニュートンでは、周辺部のコマ収差と像面湾曲によるピンボケがすごいことになります。
そこで、調べていくと、ニュートン反射の補正光学系として、ケンコーの「 ACクローズアップレンズ No.4 」のレンズを外してをTリングに組み込む方法に行きあたりました。
http://plaza.rakuten.co.jp/startwaching/diary/201109240000/
( Rom_OkさんのBin-starのブログ )

このクローズアップレンズは実売2000円以下で買えます。

これを補正光学系として使った場合、何とコマコレクター、フィールドフラットナ―、そして0.8倍程度のレデューザーとして働くようです。
・・・・・さっそくアマゾンで注文しようとしたところ、こんな商品も一緒に買っていますの欄に「 EOS用Tリング 」がありました。また商品レビューの中にも2点ほど「 ニュートン式反射のレデューサーとして使用 」のコメントも・・・結構皆さんやってるんですね。

さて、これを,TANZUTSUの、D=78mm fl=275mm F3.5 に使用すれば、

D=78mm fl=220mm F2.8

ということになります。これはもう、ちょっとしたシュミット・カメラです。
Fの明るさだけならタカハシのε-180EDに迫りますね。
もちろん、このように強烈に明るい反射では、周辺の諸収差を補正し切れない事態が十分考えられるのですが、その時はF4くらいまで絞れば何とかなるでしょう。F4になったとしても十分明るいです。

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一挙に盛り上がってきましたので、現在の鏡筒でバックフォーカスがどれぐらいあるか調べるために、接眼部を外したところにカメラボディをあてて覗いてみました。

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カメラと鏡筒が干渉するギリギリまで持って行きましたが、惜しいところで無限遠には合わないですね。まあ、この程度なら少し主鏡にゲタをはかせれば何とかなりそうです。

でも、おそらくレデューサーをつけたらもう1cmはバックフォーカスが必要になると思うので、最終的には鏡筒を2cmくらい切断することになると思います。
そうなるとイメージサークル確保のため斜鏡を大径化する必要も出てくるでしょうか。

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( 現在の斜鏡は29mm )

・・・・ポータブル赤道儀の製作から始まった天体写真用の機材製作が、とうとうこんな内容まで波及してしまいました(笑)。