さて、写真用鏡筒、今後の展望です。


1、斜鏡の大径化( 必須 )
斜鏡のストックを確かめてみたところ、40mmのがあったので、まずはこれに換装しようと思います。
これですと、100%光量のイメージサークルが、直径8mmくらいは取れるはずです。
40mmだと中央遮蔽による光量損失で、口径78mm→67mm相当の集光力になります。

ちなみに50mmの斜鏡を使うとすると、イメージサークル23mmの集光力口径60mm相当。
撮影結果によって、イメージサークルと集光力のどちらを優先するか考えないといけないですね。


2.筒先絞りの設定( 状況に応じて )
できれば、筒先に78mmの絞りでおわらせたいのですが、ひょっとしてもっと絞る必要があるかもしれません。
もしくは、鏡筒を倍の長さにして、球心位置に78mmの絞りを置けば、レンズレス・シュミットになります。

あと、以下はかなり遊び半分なオプション。

3-a ハイパーボライド化
主鏡を双曲面(ハイパーボライド)鏡に換装し、「 なんちゃってイプシロン 」にしてしまおうという計画です。
手持ちのコスモキッズの鏡( 76mm280mmF3.7 )の中に下の画像のような、過修正の双曲面鏡が一個あるんですね。。

828de3ea.jpg


まあ、イプシロンとは補正レンズ系が全然違うので、双曲面にする意味は全くないかもしれない上に、中央遮蔽も直径比50%を超えそうなので、球面も楕円面も放物面も双曲面もあんまり変わらない気がしますけど。

3-b マクストフ化
メニスカスレンズ( 径74mmのプラスチック製 度なしメガネレンズ )を筒先に置いて絞りを兼ねる。

114d2922.jpg


3-a,、3-b ともに、試写してみて、少しでもコマ収差が減る傾向が見られたら儲けものですね。

全部のプランを取り入れると・・・「 レンズレスシュミット・マクストフ・ハイパーボライド・アストロカメラ 」となってしまいますか。
実用性はともかく、オンリー・ワンではあります(笑)。
さて、最終着地点はどうなるか・・・・・