今回は、写真鏡筒の「 対象確認アイピースアダプター 」を作ります。
鏡筒からカメラボディを外した後に、31.7mmのアイiピースを取り付けられるようにする工作になります。
できるだけ軽く作りたいので、CANON のEFマウント用のリアレンズキャップと、ケンコー・スカイステージに付属していたバローレンズの筐体( いずれもプラスチック製 )を使います。
まずはレンズキャップに穴を開けないといけないのですが、これが偏心してしまうと元も子もないので、慎重に中心位置を決め、ボール盤取り付けたサークルカッターで円形に切り抜いていきます。
ヤスリでととのえて、バローの筐体を差し込みます。
穴は、あらかじめやや小さめに開けてありますので、筐体をきつめに差し込めるまで、少しずつヤスリで拡げました。また、そのままでは筐体の先がレデューサーに突き当たってしまうので、ノコギリで切断。
これを接着剤で貼り付けると完成です。
しかしながら、ここで問題発生! なんと、
ピントが来ない!
いろいろなアイピースを試しましたが、全部、外ピンになってしまいます。
おっかしいなあ・・・キャノンのフランジバック44mmを考えての設計だったのですが・・・・・
もちろん、スライド式接眼部を操作すればピントは合うのですが、対象確認用ですのでカメラと同焦点でないと意味がありません。
そこで苦肉の策、ビクセンの「 バローレンズT 」がレンズ部分を外せるので、これをアイピースに直接ねじ込み、エクステンダーとして利用します。
アイピースはウルトラワイド20mm66°。これとの組み合わせで、何とかカメラと同焦点にすることができました。ちなみに、この位置に2倍バローを付けた場合、1.5倍ぐらいの拡大率になるようです。
レデューサー付きfl=226mmの画角は約8.8×4.3°。地上風景を撮影するとこのような感じになります。
これを、対象確認アダプター + 1.6倍バロー + UW20mmで見ますと
倍率17倍、実視界4.9°くらいの計算になります。対象確認アダプターとしては丁度よいくらいでしょうか。
ただ、上の画像の地上風景でも、おそらく像面湾曲による周辺ピンボケと、さらに歪曲がものすごいですね。
レデューサーで焦点距離を縮めた後、バローで伸ばすという、かなり回りくどいことをしているので、この辺は仕方ないでしょうか・・・・
しかし、これで星を見た場合、周辺星像が星雲状になって、対象確認アイピースとしてはちょっと厳しいかもしれません。
・・・・とここまで来て思い出しました。
周辺の整像力はやはり、Lavenduraアイピースでしょう!
と言うことで、プロトタイプの、LavenduraS1( 確か40mm )を出してきました。
わずかに、内ピンでしたが、アイピースを少し引き出すことで、カメラと同焦点に出来ました。
肝心の見え味はと言うと・・・・・
さすが、Lavendura、素晴らしい整像でコントラストも高いです。
歪曲はほとんどなく、周辺ピンボケも地上風景では認められません。
倍率6倍、実視界7.5°ほどになるでしょうか。
ただし、この鏡筒は中央遮蔽が50%を超えているため、瞳径が10mmオーバーとなるこのような低倍率では、目の位置を中心に持ってくると、斜鏡の影が見えてしまいます。
斜鏡の影の瞳径(?)が7mmほどになるので、これは仕方がないでしょうか。
使用に当たっては、ちょっと目を中心からずらして見る必要がありますね。
鏡筒からカメラボディを外した後に、31.7mmのアイiピースを取り付けられるようにする工作になります。
できるだけ軽く作りたいので、CANON のEFマウント用のリアレンズキャップと、ケンコー・スカイステージに付属していたバローレンズの筐体( いずれもプラスチック製 )を使います。
まずはレンズキャップに穴を開けないといけないのですが、これが偏心してしまうと元も子もないので、慎重に中心位置を決め、ボール盤取り付けたサークルカッターで円形に切り抜いていきます。
ヤスリでととのえて、バローの筐体を差し込みます。
穴は、あらかじめやや小さめに開けてありますので、筐体をきつめに差し込めるまで、少しずつヤスリで拡げました。また、そのままでは筐体の先がレデューサーに突き当たってしまうので、ノコギリで切断。
これを接着剤で貼り付けると完成です。
しかしながら、ここで問題発生! なんと、
ピントが来ない!
いろいろなアイピースを試しましたが、全部、外ピンになってしまいます。
おっかしいなあ・・・キャノンのフランジバック44mmを考えての設計だったのですが・・・・・
もちろん、スライド式接眼部を操作すればピントは合うのですが、対象確認用ですのでカメラと同焦点でないと意味がありません。
そこで苦肉の策、ビクセンの「 バローレンズT 」がレンズ部分を外せるので、これをアイピースに直接ねじ込み、エクステンダーとして利用します。
アイピースはウルトラワイド20mm66°。これとの組み合わせで、何とかカメラと同焦点にすることができました。ちなみに、この位置に2倍バローを付けた場合、1.5倍ぐらいの拡大率になるようです。
レデューサー付きfl=226mmの画角は約8.8×4.3°。地上風景を撮影するとこのような感じになります。
これを、対象確認アダプター + 1.6倍バロー + UW20mmで見ますと
倍率17倍、実視界4.9°くらいの計算になります。対象確認アダプターとしては丁度よいくらいでしょうか。
ただ、上の画像の地上風景でも、おそらく像面湾曲による周辺ピンボケと、さらに歪曲がものすごいですね。
レデューサーで焦点距離を縮めた後、バローで伸ばすという、かなり回りくどいことをしているので、この辺は仕方ないでしょうか・・・・
しかし、これで星を見た場合、周辺星像が星雲状になって、対象確認アイピースとしてはちょっと厳しいかもしれません。
・・・・とここまで来て思い出しました。
周辺の整像力はやはり、Lavenduraアイピースでしょう!
と言うことで、プロトタイプの、LavenduraS1( 確か40mm )を出してきました。
わずかに、内ピンでしたが、アイピースを少し引き出すことで、カメラと同焦点に出来ました。
肝心の見え味はと言うと・・・・・
さすが、Lavendura、素晴らしい整像でコントラストも高いです。
歪曲はほとんどなく、周辺ピンボケも地上風景では認められません。
倍率6倍、実視界7.5°ほどになるでしょうか。
ただし、この鏡筒は中央遮蔽が50%を超えているため、瞳径が10mmオーバーとなるこのような低倍率では、目の位置を中心に持ってくると、斜鏡の影が見えてしまいます。
斜鏡の影の瞳径(?)が7mmほどになるので、これは仕方がないでしょうか。
使用に当たっては、ちょっと目を中心からずらして見る必要がありますね。
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