SP赤道儀で高精度に極軸をセッティングするためには、極軸望遠鏡の光軸としっかり平行にしておかないといけません。

調整の理屈は単純で、このように極軸を180度回転させ、

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極軸望遠鏡視野内の十字線の中心が同じ場所から動かないようにすればいいのですが、

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SP赤道儀では、レクチルのガラスを三方向から押す調整方法のため、微妙な操作を強いられ非常に時間がかかるものです。今回も1時間くらいかかりましたが、まあ何とかそれなりの精度に合わせることができました。
この調整をやってると、工場出荷状態ってどれぐらい合ってるのかな、っていつも思います。

さて、次にアリ溝を取り付けます。今回はこのような25mm×50mmの「 アルミチャンネル 」を使います。

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SP赤道儀の赤緯軸の先の金具に穴を開け、皿ネジでアルミチャンネルを取り付けます。

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ネジ穴はサイズの大きいドリルで面取りして、皿ネジが表面に出っ張らないようにしました。

アリ型を止めるためのねじ穴をサイドから空け、M6のタップを立てて止めてみました。構造上、反対側にも小さな止めネジをつけてあります。

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一応、しっかり止まりはしましたが、3mm厚のアルミにタップを立てているだけなので、着脱を繰り返すうちにネジ穴がバカになってしまいそうでしたので・・・・

M8の鉄製台座付きナット( アジャスター用 )で止めることにしました。

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これなら、まずねじ切ることはないでしょう。ちなみに蝶ネジの先は、アリ型をピンポイントで止めるために、このようにとがらせてあります。

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こういう加工にも、意外と時間がかかります。

さて、これで鏡筒をワンタッチでSP赤道儀に取り付けられるようになりました。14cmF3.57シュミット・ニュートン鏡筒を取り付けています。

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あと、モーターのステーも、アングルや合板の余分な部分を切ってiコンパクト化し、

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駆動ユニットの着脱を、レバー付きのナット( オレンジ色のやつ )で工具レスにおこなえるようにしました。

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0.81倍レデューサー( クローズアップレンズNo4 )とカメラを取り付け、ピントが来るのを確認。

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14cm、405mm、F2.9 となります。
シュミット・ニュートン + レデューサー の状態ですが、これでも、ちょっとした、「 フラットシュミット 」になっているはずです。各光学エレメントのパワーや位置が最適化されてないけど、それなりの性能にはなっているでしょう。

さて、これで晴れ次第いつでもテスト撮影ができる状態になりました。

最初の懸案事項は、このシステムでノータッチガイドできる露出時間はどれぐらいか、です。