「星をもとめて」で、宇治天体精機さん(http://www.eonet.ne.jp/~uji-t-s/) が、研磨講習会を募集されていた情報をいただきましたので、早速問い合わせてみました。

講習は4泊5日にて宇治市の宇治天体精機で行われ、宿泊・食事代込みで5万円。鏡材費などの材料費は別途となります。開催は来年の8月ですが、詳しい期日は未定で、参加者の希望を取って都合がよさそうなところにするそうです。また、最近メッキの機械も入れられたようで、講習終了後にはメッキが終わった状態で渡せるかもしれない、との事。

さらに、講習は2017年から10年にわたって10回実施、その間、研磨のメニューも変わるらしく、最終的には15cmF8レンズ研磨のメニューまで行きたいようです。
しかし、このようにメニューが発展していく講習会は他に類がありません。おそらく日本初でしょう。
既に10年全部参加する気満々なのですが・・・・・

もし、研磨する光学系について希望を受け付けてくれるのでしたら、個人的にやりたいことは、いくらでも思いつきます。いずれも相当イレギュラーな内容ですので提示されるメニューにはならないと思いますが、比較的簡単と思われる順に並べてみますと・・・

① 22cmF2(fl=440mm)球面鏡(20cmシュミカセの補正板を使ったF2.2シュミットカメラ用の主鏡)
② 50cmグレゴリー・ナスミス化のための15cmF3楕円面鏡
③ 50cmフォールディッド化のための13cm円形平面鏡
④ マクストフニュートン用のメニスカス・レンズ
⑤ 30cmF2.5~3程度のメニスカス構造放物面鏡( Mel Bartels のZIP-DOB http://www.bbastrodesigns.com/ZipDob/ZipDob.html 風のテーブルトップ30cmを作る )

しかし、①~④なら、4面磨いて作るレンズよりは難易度が低そうです。
⑤だけは別格の難しさがありそうですが・・・・

いずれにせよ、球面から放物面に整形できるコントロール能力を身につけないと何にもならないので、最初は普通の放物面鏡を磨くことになると思います。


・・・・またしても、当ブログの内容がイレギュラーに暴走する要素が増えてしまった気が(笑)。

( 近所の港にある船のスクリューのオブジェと夕焼け。 本文とは関係ありません )
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