フラット・シュミットの補正レンズとして、fl=200mmの「 クローズアップレンズNo5 」を使った場合、バックフォーカスが不足する問題を解決するために、主鏡を少し浮かせることにしました。
まず、主鏡セルのネジを押しネジ、引きネジとも1cmくらい長いのに交換します( バックフォーカスの不足が1cm程度のため )。
長いネジを使って組むと、このように主鏡がセルよりだいぶ浮きます。
不要なモーメントがかかるため、本来はあまりやりたくない方法ですが、取りあえずピントを出すための臨時措置と割り切って。
主鏡が前に出たことによって、主鏡とシュミット補正板の距離が、404mmとなりました。
これは、主鏡焦点距離500mmの、80.8%に相当します。
シュミット系では主鏡と補正板の距離が、周辺コマ収差を最小にするため重要です。
純シュミットでは、焦点距離の200%
田中光化学工業さんのオリジナル・フラット・シュミットでは約130%、とのことです。
オリジナル・フラット・シュミットでは、補正レンズを焦点面の直前に置く設計になっていますが、当方が今実験している変形フラット・シュミットでは、デジタル一眼を使うために、補正レンズと焦点面が45mm程度離れた仕様を強いられています。
おそらく、オリジナルより中心結像・周辺像ともやや劣るのではないかと思いますが、同時にシュミット補正板と主鏡の最適距離はかなり短くなるのではないかと想定しています。
これは鏡筒のコンパクト化には有利です。
実際、クローズアップレンズNo4( fl=250mm )を使った実験では、シュミット補正板と主鏡の距離が83%でもそれなりに良好な周辺像を示しました。
そこそこの性能を、軽量・コンパクト・ローコストで得られる、変形フラット・シュミットは「 プアマンズ・イプシロン 」であると、信じて実験を行っています(笑)。
さて、今日は久しぶりに晴れそうです。
クローズアップレンズNo5( 0.73倍 )使用 変形フラット・シュミットカメラ
口径140mm 合成fl=365mm 合成F2.6 仕様もスタンバイしました。
果たして、試写の結果は!?
まず、主鏡セルのネジを押しネジ、引きネジとも1cmくらい長いのに交換します( バックフォーカスの不足が1cm程度のため )。
長いネジを使って組むと、このように主鏡がセルよりだいぶ浮きます。
不要なモーメントがかかるため、本来はあまりやりたくない方法ですが、取りあえずピントを出すための臨時措置と割り切って。
主鏡が前に出たことによって、主鏡とシュミット補正板の距離が、404mmとなりました。
これは、主鏡焦点距離500mmの、80.8%に相当します。
シュミット系では主鏡と補正板の距離が、周辺コマ収差を最小にするため重要です。
純シュミットでは、焦点距離の200%
田中光化学工業さんのオリジナル・フラット・シュミットでは約130%、とのことです。
オリジナル・フラット・シュミットでは、補正レンズを焦点面の直前に置く設計になっていますが、当方が今実験している変形フラット・シュミットでは、デジタル一眼を使うために、補正レンズと焦点面が45mm程度離れた仕様を強いられています。
おそらく、オリジナルより中心結像・周辺像ともやや劣るのではないかと思いますが、同時にシュミット補正板と主鏡の最適距離はかなり短くなるのではないかと想定しています。
これは鏡筒のコンパクト化には有利です。
実際、クローズアップレンズNo4( fl=250mm )を使った実験では、シュミット補正板と主鏡の距離が83%でもそれなりに良好な周辺像を示しました。
そこそこの性能を、軽量・コンパクト・ローコストで得られる、変形フラット・シュミットは「 プアマンズ・イプシロン 」であると、信じて実験を行っています(笑)。
さて、今日は久しぶりに晴れそうです。
クローズアップレンズNo5( 0.73倍 )使用 変形フラット・シュミットカメラ
口径140mm 合成fl=365mm 合成F2.6 仕様もスタンバイしました。
果たして、試写の結果は!?
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