スペーシア100Cのバッフル先端にねじ込まれている補正レンズをばらしてみました。

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左から凸、凹、凸の3群3枚ですね。
一番左のと一番右のは同じレンズをリバースしてあるかな、と思ったのですが、一番左のが少し大きかったです。
しっかりしたスペーサーでインターバルを保つようになっているのですが、うまくはまってなくてちょっとレンズが浮いていました。これが原因かな?
取りあえず、しっかりと組みなおして、バッフルに再びねじ込みます。

さっそく試し撮りです。

10cmF8 ISO400 1分露出
128cdbfc.jpg


どうかな? 少しシャープになっている気もしますが・・・・・?

拡大して先日撮影した画像と比べてみます。

before(先日の画像)
7776b069.jpg


after(今回の画像)
88300258.jpg


うん、だいぶシャープになってきましたね!
団子状態だったM42のトラペジウムがほぼ分離しました、
ただ、星像の上が青く、下が赤くなる色収差が出ているのは相変わらずですね。
ひょっとしたら、バッフルがわずかに傾いているのかもしれないです。

星像を強拡大してみますと・・・・・

af046da7.jpg

( M45の真ん中にあるアルビレオもどき ISO100 10秒露出 )

1ピクセル5.1μmとすると、星像は、15~20μmということになります。
まあまあ、というところでしょうか。

下弦の月が出てきたので、iphoneのカメラでコリメート撮影。

3e730827.jpg

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              ( PL17mm 47倍 )                   ( Or4mm 200倍 )

こちらもまあまあ。

最高の性能ではないですが、鏡筒が非常にコンパクトであることを考えると、サイズ当たりのパフォーマンスはまずまずですね。
でも、写真用にはちょっと厳しいかな・・・・・