スペーシア100Cで撮影した星像をチェックします。

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今まで、星像チェックのための撮影に、赤道儀を出して、極軸合わせて、PECの位置を合わせて・・・・という風にやっていたのですが、よく考えてみたら、天の北極付近なら追尾はいらない、ということに気づいて、簡易にポルタ経緯台に載せて固定撮影でやってみました。

↓ 薄曇りの中撮影した北極星付近。たぶん、天の北極は画面の左上の方になると思います。

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( 10cmF8 ISO100 30秒露出 )

天の北極を視野内に入れれば、30秒程度の露出でも星が点に写るようです。

中央付近にあるのが北極星ですね。拡大してみると右側にポラリスBがくっついていました。

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ポラリスBを強拡大してみると・・・・



1ピクセル5.1μmとすると、星像は15μm程度というところになり、だいぶシャープになっていますね。

あと、星の上下にあった赤と青の色収差がなくなっています。
この辺は主鏡を固定して傾かないようにした効果でしょうかね。

とりあえず、中心像については調整の効果があったと言えます。


しかし、周辺像は相変わらず、例えば画面右下隅の星像になりますと・・・・・

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このように盛大なコマ収差となります。

結論としては、

「 中心像はそこそこシャープだが、良像範囲がとても狭い 」でしょうか。
惑星観望に適性がある!・・・・と言えなくもない・・・かな?(笑)。