久しぶりに140SS改での撮影です。

撮影地は空の暗い高知県東部某所ですが、雲が多く、撮影の成功率は非常に低いものでした。

例えば、バラ星雲は20ショットくらい撮ったのですが、まあ何とか使えそうなのが4枚のみ。
その4枚を合成したのが、下の画像です。

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( 14cmF2.9 fl=405mm ISO1600 2分露出を4枚合成 明るさ・コントラスト・彩度調整 バックグラウンド補正 ビクセンSP赤道儀によるノータッチガイド )

fl=405mmの焦点距離は、バラ星雲あたりが一番いい対象になりますね。
これが、M1、かに星雲ですと・・・・

4fab09a0.jpg

( 14cmF2.9 fl=405mm ISO1600 2分露出 1枚画像 明るさ・コントラスト・彩度調整 バックグラウンド補正 ビクセンSP赤道儀によるノータッチガイド )

小さい! ・・・・小さすぎて何だか良く分かりません(笑)

M51もこんな感じ

da41c25c.jpg

( 14cmF2.9 fl=405mm ISO1600 2分露出 3枚合成 明るさ・コントラスト・彩度調整 バックグラウンド補正 ビクセンSP赤道儀によるノータッチガイド )

そこで、中央部をだいぶトリミングしてみました。

df3878fd.jpg


だいたい長辺1/5、短辺1/6くらいになっているでしょうか。

これぐらいにすると何を撮ったのかはわかりますが、やはり画質が悪くなってきます。
しかし拡大すると、腕にある赤い散光星雲もわかるような気も・・・・今後はこのへんの表現を向上させたいですね。

さて、他にも撮りたい対象はあったのですが、雲のおかげで果たせず、まともに撮れたのは上の3対象のみ。
結局、月が出てきてゲーム・オーバーとなりました・・・・・

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最近の天文雑誌の写真コーナーでは冷却CCDによる銀河や惑星状星雲の素晴らしい拡大画像がよく見られますが、fl=405mm程度では全然太刀打ちできない世界ですね。

140SSのシステムでは基本的に視直径の大きな対象に適性があるみたいなので、焦点距離の短さを逆手に取って、HⅡ領域のモザイク合成とかやったら面白いんでしょうけどね・・・・