メーカーも型式もわからない謎のギターです。
ハードオフでGETしてきました。

e1b0534f.jpg


店の値札には「 自作ギター 」とありました。
何だこれ? と思って「 冷やかし 」で試奏させてもらったんですが、すごい弾きやすいし、細部の仕上がりもきれいなんですよね。
・・・・で、結局買って来てしまいました(笑)

ボディシェイプは、ランダムスターのとがってる部分が全部短くなっている感じ。

aad0c8a5.jpg

75be8ada.jpg

( ESPのランダムスター 高崎晃モデル )

自作のオリジナルシェイプかなあ? それにしては仕上がりが綺麗すぎるんでショップの製作かな?
でもそういうことをするとものすごくお金がかかるんですよね。
それはともかく、このボディ形状が弾くときに非常にしっくりきます。

ピックアップは、ハムバッカー×2
フロントは甘い音、リヤはエッジの立った太い音がします。
この辺は2ハムの教科書通り。

718fc819.jpg


なぜか、ポールピースが全部ゴールドです。
こんなの見たことないし、ちょっと調べても出てこないんですよね。
何なんだろう? 相当な高級品か、とんでもない安物のどっちかです。
・・・・・たぶん、後者(笑)

1ヴォリューム、1トーンのシンプルな構成。
フロント・リヤの切り替えはハーフトーンもあり。
コイルタップはなさそうです。

c7a247bf.jpg


そしてなぜか、ストラップピンがこちら側にもついています(上にもあります)。
左利き兼用(?)ですかね

ネックはロングスケール(25 1/2インチ)なので、6弦のテンションもあって、サスティーンもそこそこ長いです。
ネックのそりはわずかな順ぞり・・・くらいかな?

bb4ed727.jpg


ローズウッドのネックに、セミジャンボくらいのフレットが22Fまで打たれています。
ナット側の弦のロックはありません。

トレモロには「 EXTRA TOKAI 」とあります。

a481f0f8.jpg


これは80年代にフロイドロースが入ってきた頃、トーカイが自社で作っていたトレモロユニットのようですね。
これを手がかりに、当時トーカイがこのユニットを搭載していたギターを当たってみましたが、このギターみたいなボディシェイプのはなかったです。

ヘッドにも当然ロゴはなし。

0624a0ef.jpg


裏返してみると何か刻印されてますが・・・・・

3e02eb57.jpg


0011194
TA TW AN
でしょうか? まったく意味が分かりません。

ad76df85.jpg


ペグも付け直した跡がありますね。

3760e8b8.jpg


ちなみに非常に操作感のよいペグになっていました。

ちなみに購入価格は、10,800円 (値切り)→ 10,000円・・・・800円まけてもらいました(笑)。
ハードオフのギターにしては結構良心的な価格だったのではないかと思います。
( 何しろ中古ギターに関しては、「 ジャンク27,000円 」とか、わけのわからない高値がついているハードオフですからね )

このギターは大きさ的にはZO-3くらいで、重量も3kg(!)、ストラトキャスターより軽いです。
この軽さは偉大です。
部屋に置いといて、ちょっと手に取って弾く・・・時のハードルみたいなものがすごく低い。

もしこれが、ハードオフの値札どおり「 自作ギター 」であるのだとしたら、とにかくコンパクトで弾きやすいギターにしよう、という明快なコンセプトで作られている気がします。
製作者の方に拍手を送りたいですね!

今後はこれが練習用ギターになりそうです。