D=42mm 、fl=273mmのアクロマートレンズが届きましたので、これをEOS X2に取り付けます。

取り付け方法はいろいろと検討しましたが、やはりレンズと焦点面の距離を最短にするためには、カメラ内に直置きしかないようなので・・・

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Tマウントとレンズの間を埋めるスペーサーを塩ビで作って、これで押さえることにしました。

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左から、カメラ、塩ビのスペーサー、Tマウントです。

まずカメラ内に補正レンズを置きます。
今回入手したレンズは、カメラのこの位置に置いた場合、径がピッタリで全然カタカタなりません。
これは好都合でした。

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その上に、VU40の継手( ふたつき掃除口 )を10mm厚に切ったスペーサーを置きます。

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このスペーサーは上の面と下の面が正確に平行になっていないといけないので、ノギスで計りながら厚みを調整しました。スペーサーの内側は反射防止のため植毛紙を貼ってあります。

そして、スペーサーの上からTマウントを止めます( スペーサーは、バヨネットの差し込みに干渉しないよう作ってあります )。

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これで、補正レンズが固定されました。

ちなみに、この位置に補正レンズを置くと、レンズと焦点面の距離は33.2mm( 前に言ってた27mmは間違ってました )となります。
140SSの補正レンズとして使うと、合成fl=428mm 合成F3.1 で、補正板をノーマル鏡筒使用の位置に置いた場合( 補正板~主鏡の距離 423mm )、スポットダイヤグラムは以下の通り 

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ちょっと、当初予定より性能は悪くなりましたが、普通にクローズアップレンズNo4を使うよりはかなり星像は小さくなります。
クローズアップレンズNo4よりパワーの弱いレンズを焦点面にさらに近づけて配置するので、球面収差、色収差とも減少して、星像はシャープになるはずです・・・・理論上は・・・・

とりあえず、この仕様で試写してみます。

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( 今回、ファインダーは3cm5倍正立90度対空を使います )

さて、どうなりますか?!