140SS、fl=273mmの補正レンズ仕様で試写してみました。

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( 合成fl=428mm 合成F3.1 ISO400 露出1分 明るさ・コントラスト調整 )

光害地なので、感度をISO400、露出も1分におさえています。

さて気になる星像ですが、まず、中心像をNo4を補正レンズとした仕様と比較するとこんな感じ↓

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       ( fl=273mmの補正レンズ )             ( クローズアップレンズNo4の補正レンズ )

いすれも15μm程度でしょうか。」ほとんど変わらないように見えますが、左の方がわずかにシャープかもしれません。

続いて周辺象( 画像の右下の部分 )

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       ( fl=273mmの補正レンズ )             ( クローズアップレンズNo4の補正レンズ )

明らかに左の方がコマが少ないですね。
ほぼ点像に見えます。
No4仕様よりfl=273mmの補正レンズの方がコマがよく補正されているようです。

しかし、上のは微光星での星像、
それなりの輝星での周辺像( 同じく画像の右下の部分 )を見てみると・・・・

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       ( fl=273mmの補正レンズ )             ( クローズアップレンズNo4の補正レンズ )

星のにじみで星像は大きくなるのですが、それなりに点像を示しています。
しかし、星像をとりまくハロみたいなのがコマ収差の形をしていますね。
この辺は、補正板を主鏡からもっと離して最適位置に置ければ、解決するかもしれません。

とりあえずは、fl=273mmの補正レンズを採用し、これをカメラ内に置いて焦点面に近づけることによって、かなり周辺像を向上させることができました。

あとは、補正板位置の最適化かな?