インフルエンザで空白の時間が生まれてしまいましたが、140SS改、補正板最適化仕様の試写を再度行っております。

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( R130Sの鏡筒にもともと開いていた四角の穴を、塩ビのVU150で蓋を作って塞いであります )


いつものM42です。

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( 合成fl=428mm 合成F3.1 ISO100 露出2分 jpeg撮って出し )

例によって微光星を強拡大して最小星像を見てみます。

中心星像

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10~15μmでしょうか。
続いて周辺像。

               (左上)                                 (右上)
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               (左下)                                (右下)

こちらは15~20μmというところでしょうか。まだちょっと調整が微妙に追い込めてなさそうですが、こんなに拡大することはないし、もうこれぐらいでいいでしょうかね。

しかし、輝星の形がコマ状にちょっとゆがむのは相変わらず。

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( 画面右下のそこそこ明るい星 )
色収差も出てますね。

R130Sの鏡筒を使って補正板の位置を最適化、コマ収差を最小化したつもりだったんですが、ノーマルのオレンジ鏡筒を使ったときとほとんど変わらない結果になりました。
それなら、少しでもコンパクトなノーマル鏡筒のほうがいいということになります・・・・やっぱり元に戻すか・・・?

できれば、もう少し補正レンズと焦点面を近づけたいですね。
しかしEOS KISS X2を使っている限りはこれ以上は無理ですし、普通に撮影するには十分な性能になっているような気もするので、もうこの仕様で撮影スタート、かな。

カメラをマイクロフォーサーズのミラーレス一眼にすれば、補正レンズと焦点面の距離を20mm以下にできそうなので、たぶん「 全面10μm 」の完璧な星像のが作れます。
そっちの実験も後日、敢行予定。