大野さんの講演は「 兵庫県立 こどもの館 」
で行われたのですが、夕食や観望会、交流会、宿泊は「姫路市宿泊型児童館 星の子館 」
になりますので、そちらに移動します。
今回の「 星なかまの集い 」は、、参加者の会場移動や、車の駐車場の移動、はたまた参加者を2チームに分け、食事や入浴が2交代制になっているなど、おそらく会場になっている施設の制約による変則的な日程が多く、「 苦肉の策 」とでも言うべき運営を強いられた実行委員会の皆さんの苦労がしのばれました。
この場を借りてお礼を申し上げます。
さて、星の子館は建物の一番上にドームがあり、90cm望遠鏡が据え付けられています。
入浴、夕食の後、このドーム内で90cmnニュートン・カセグレン式望遠鏡の観望会が行われました。
トラス式の鏡筒に、サブスコープ類もタカハシのフローライトやペンタックスなどの「 お宝級 」が多数。
さらに主望遠鏡はミカゲ光機製ということなのですが、主鏡がなんとジンデン鏡。
•有効口径:90cm
•焦点距離:4880mm(F5)
•鏡材:ゼロデュア(ドイツ・ショット社製、鏡材直径92cm、鏡周における鏡材の厚み13cm)
•焦点距離(ニュートン焦点): 4880mm(F5、有効視野角1.2度)
•焦点距離(カセグレン焦点):14320mm(F16、有効視野角0.3度)
•鏡面研磨者:ジンデン博士(イギリス)
•鏡面精度:ハルトマン常数0.24秒(1995年姫路市天文職員測定)
一次元ハルトマン常数0.17秒( 〃 )
•主鏡支持方式:鏡底18点支持、鏡側6点支持
とのことでした。
これで、M42、やエスキモー、ガーネットスターなどを見せてもらいましたが、特筆すべきはこのクラスの望遠鏡にしては星像が非常にシャープなことです。
大口径はシーイングの影響を受けやすいこともあって、正直、公共施設の大望遠鏡でシャープな結像をあまり見たことがありません。
ジンデン博士による光学系の精度はもちろん、日頃の保守点検、調整が素晴らしいのでしょう。
90cm観望会終了後、レストランで交流会。
大野さんの音頭でスタートした交流会は各所で大盛り上がり。
自分も大野さんともぜひ話をさせていただきたかったのですが、常に人の輪に囲まれているのでなかなか声をかけることができません。
また、知り合いがほとんどいない( 知り合いと言えるのは酒居さんくらい )こともあって、残念ながら他の人とも交流を深めることができず、早々に引き揚げて就寝。
・・・続く!
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