どうやら、視野絞りとアイピースが近すぎてケラレが発生してるみたいなので、この距離を離してみました。

まず、31.7mmのWS20mm。
左側に延長筒を入れて、約35mmほど絞りから遠くしてみます。

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左側(遠い方)                          右側(近い方)
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写真ではあまりよくわからないのですが、やはり絞りから離した方が視野が広くとれるようです。
眼視で視野周辺をぐるぐる見回すと、左側のほうが見える内容がかなり多くなっていました。

2インチのWS30mmではどうでしょうか。
あんまり離すとさすがのインディゴ式延長レンズをもってしても合焦しなくなるので、スリーブからバレルを15mmほどはみ出させて実験。

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左側(遠い方)                          右側(近い方) 
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こちらも、絞りから離した方が好結果が得られています。

というわけで、視野拡大仕様BS双眼装置のベストセッティングはこんな感じでしょうか。

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ちょっと中途半端な付け方なので固定に少し不安がありますが、笠井の「 2インチバレル延長筒 」あたりをつければ安定するでしょうか?

鉄塔のスケールから計算すると、この状態で実視界1.2度。
倍率を58.5倍とすると、見かけ視界は約70度で、WS30mm本来の82度からいうとまだケラレていることになりますが、BS双眼装置のコストを考えると、十分なパフォーマンスと言えます。
これ以上の広視界を望むのであれば、2インチ双眼装置にするしかないでしょう。