JAPANオプティック、WV32mmをBS双眼装置の視野絞りから離して、「 65度の見かけ視界をフルにのぞき込む仕様 」のため、天文ハウスTOMITA扱いの2インチ延長筒40mmを2個入手しました。

d787a065.jpg


かなりすっきりとした外観になっています。

この位置ですとだいたい50mmほどBS双眼装置のアイピース当て面から後ろに引くことになり、インディゴ式延長レンズ(1.33倍仕様)の倍率は約1.13倍に下がります。

これから計算した倍率は53倍、実視界は1.17度、見かけ視界は62度ほどになるでしょうか。

fd270852.jpg


実視界、見かけ視界ともまあまあ不満のないところなのですが、問題はこの状態でどれくらい口径食を起こしているかです。

WV32mmを外し、アイピースの焦点位置と思われる辺りからのぞき込んでみます。

06347f9f.jpg


やっぱりケラレていますね。
しかし、口径28cmくらいの光量は確保できているようです( 斜鏡径70mmとして概算 )。
まあ、これなら口径食・見かけ視界のトレードオフの落としどころとしては、いいところですね。

28cm、56倍、瞳径5mm、実視界1.17度というわけですが、双眼装置で単純に片側の光量が1/2になるとすると、
20cm、56倍、瞳径3.6mm、実視界1.17度の双眼望遠鏡相当、というスペックと考えることができるでしょうか。

また、実際に星を見たうえでレポートしてみたいと思います。