セレストロンの7-21mmズームアイピースにLX7を取り付けるアダプターを入手しました。

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このアダプターはスリーブ式になっていて、カメラの電源をオンにすると繰り出されてくるレンズの鏡胴の部分を差し込むようになっています。

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ここで、今後、この形式のアダプターを使ってみようと思った人に注意!

LX7のようなコンデジでは、スタンバイ状態が一定時間経過するとスリープモードに入るよう初期設定されているのが一般的です。
そのため、しばらくするとレンズの鏡胴が引っ込んでカメラが抜け、このように落下してしまいます。

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実は地面に一回落下させてしまい、芝生の上だからよかったものの、コンクリートとかだったらカメラが破損していたところでした。
バッテリー消費は多くなりますが、スリープモードは絶対にOFFにしておくべきですね。

さて、気を取り直して撮影できる画角を検証してみます。

140SSシュミットニュートン、14cmfl=500mmに縮小光学系を適用して、合成F1.4、合成fl=196mmとするために必要なアイピースの焦点距離は12mm。ズームiピースの数字をだいたいそのあたりにします。
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これで、いつもの鉄塔を撮影。

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うーん、画角は、約50′、つまり0.8度くらいでしょうか、思ったより狭いですね。
そして、地上風景の段階でかなり周辺像は悪そうなので、良像範囲はさらに狭くなるでしょう。

馬頭星雲あたりの星野だと、これぐらいの範囲になるのかな。

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(岡山天文クラブさんの天体観望のためのアイピース視野シミュレーター http://phaku.net/astro/tool/eyepiece/eyepiece.php を使わせていただきました)

この狭さだと実際の撮影では導入にかなり苦労しそうですね。
いずれにせよ、梅雨明けを待って実戦投入してみたいと思います。