さかいさん製作の、蝶番式の極軸に、寸切りボルトによるタンジェントスクリューをセンサレスベクトル制御されたDCモーターで駆動する赤道儀台です。
https://blogs.yahoo.co.jp/jzd01063/31738655.html

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本来20cm用のこの追尾システムに、総重量24.4kgの30cmドブソニアンを載せて運用しているのですが、もともと過積載なうえに経時変化でフリクションが大きくなってきて、1時間の追尾時間の後半で不調になることが出てきました。

その解決策として、さかいさんから、寸切りボルトとナットを少しずつ削ってフリクションを減らす提案がありましたので、その加工をしたボルトとナットに換装します。

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このナットは「 ウルトラナッター 」と言って、回転するナットとしては一方向だけで効き、反対方向にはチチチチ・・・という感じに回転ではなく直線的に引っ張ることができます。
もともとは、ナットの緩み止めのための機能で、木材の乾燥による「木やせ」に追従して勝手に増し締めをおこなうというものですが、この赤道儀台では、直線的に引っ張るほうを追尾のリセット機能として利用しています。

しかし、従来が緩み止め機能ですので、どうしてもフリクションが大きく、当方の「過積載」な使用条件では特に望遠鏡の荷重がかかる追尾の後半において、追尾が止まる現象が起こり始めていました、

これの解決策として、削り加工を施したボルト&ナットに換装したわけですが・・・・

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24.4kgの30cm一式を載せた1時間の動作テストは快調そのもの。
時折、手で重みをかけてさらに負荷を増やして見たりしましたが、全く止まらず駆動しています。

さかいさんによれば、もともと60mAくらいの消費電流が40mAぐらいに減るそうでまさに一石二鳥!

ちなみに今後、この赤道儀台に極軸望遠鏡を取り付けて高精度セッティングし30cmの縮小光学系での写真撮影に使う計画もあります。

うまくすれば、EM200やNJPなどの中型赤道儀の牙城を脅かす存在になるか?!