津村さんの50cmについているアイピース置き用の箱です。

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そうめんの箱が接眼部の辺りからひもでぶら下がっています。
ここにその日使うアイピ^-スを置いておけば、取りに行く手間がなく一瞬にしてアイピースが交換できるという優れたアイディアです。さらに、この状態で鏡筒のバランスが合っているので、アイピース交換で「 おじぎ 」をすることもありません。
また、ひもで保持されているので、望遠鏡の仰角を変えても箱の水平がだいたい保たれるようになっています。

加えて、アイピースの転がり止め( 段ボールで三角にしてあるやつ )で、箱の重心が変わらない工夫も。
「 これが大事なんだよね~ 」は津村さんの弁。
この転がり止めがないと箱が傾いて最悪落下の危険性があるわけですから。

シベットもマネして自分の30cmの筒先に100円ショップのかごをぶら下げています。

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一回使ってみるとこの便利さは計り知れません!

しかし、何も考えずに筒先にぶら下げただけだったので、かごが左右にスイングするのに伴って視野内が揺れます・・・・当たり前ですね(笑)。

この辺りは津村さんの箱ではどうなっているか聞いてみたら、「 箱は自重で少し鏡筒の方に押し付けられるようになっているから、適度な摩擦でピタッと止まっているよ 」とのことでした。

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・・・・確かに!
そうめんの箱が自重でトラスカバーの辺りに押し付けられ、ちょうどよいスタビライザー的な仕組みになっています。

実用を考えると、こういうちょっとしたところが重要なんですよね。
自作鏡筒の場合、このような小技が随所に仕掛けられていて、見ていて本当に飽きることがありません!