これはもともと、ケンコー 「NEWスカイステージ」という望遠鏡なのですが、写真用にするにあたって、スライド式接眼部や放物面鏡への換装、主鏡光軸修正装置やレデューサーの追加、斜鏡の大径化によるイメージサークルの確保、などの改造をおこない、こういう写真を撮っていたのですが、
特に主鏡は、7cmに絞り、中央遮蔽もそこそこ大きいので、「 鏡面精度のいいとこ取り 」で使用することになり、推定1/14λ相当の高精度ミラーになっています。
https://blogs.yahoo.co.jp/jzd01063/32697541.html
口径をmmで表した数値の3倍もの過剰倍率ですが、像は崩れません。これで見た月面は非常にシャープ!
さすが、1/14λ相当の高精度ミラーです。
しかし、鏡面精度ももちろんですが、これはエクステンダーRがかなり優秀なレンズであるということも言えます。
通常のバローのようにスリーブ差し込みではなく、ねじ込み式なので、レンズのセンタリングやスケアリングが、ぴったり合いやすいということもあるでしょうか( 組み付けでそこそこの精度が出るように筺体が工作できている前提ですが )。
ということで、そのままの224倍で月に接近していたアルデバランにて恒星像を確認してみると・・・・・・エアリーディスクがくっきり、さらにそのまわりをディフラクション・リングが2重に取り巻いています!
さらに、なんとなく3周目もあるような気が・・・・・
いやあ、美しいなあ! これはどこに出しても恥ずかしくない恒星像です。
ディフラクションリング自体は回折像なので、あんまりはっきり出てるのもよくないんでしょうけど・・・・
いや、しかし、エクステンダーR、侮りがたし! です。
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