DOB6クラシックの架台はパーティクルボード製のよくあるやつで、バラバラで送られてくるため組み立てる必要があります。

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組み立てに必要な工具類が付属しているのは親切ですね。

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組み立ての様子はシュミットブログにもあって↓
>所要時間20分。女性の私でも簡単に組み立てることができましたよ。

とあるのですが、わたくしは30分かかりました(笑)
6角ネジのレンチが入る6角穴の角の部分が塗装で埋まっていて、レンチがうまく入らないやつが半分くらいあって、ねじ込みに時間がかかったからだと思われます。ですので、
>所要時間30分。こういう作業にはかなり慣れている私でも組み立てに難渋しましたよ。
という状態でした(笑)

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できあがると意外とがっちりしていますが、架台重量は11.2kgと重いです。これは何とか軽量化したいですね。

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しかし、鏡筒と架台を合わせても17.2kg。耳軸のところにハンドルがついていますので、これを持って望遠鏡一式の移動はそれほど苦になりません。

さて、次に光軸修正ですが、はっきり言ってやりにくい。
斜鏡は6角レンチ、主鏡は押しネジ、引きネジをレンチ(斜鏡のとは違うサイズ)とプラスドライバーで調節するのですが、

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6角レンチが付属しておらず、斜鏡と主鏡に使うレンチのサイズも違う、ときてます。、
架台組み立て用の工具より、光軸修正用の6角レンチを付属させてもらいたかったですね。第一、なれてない人はレンチのサイズさえわからないでしょうし。架台はそう頻繁に組み立てるものではないですが、光軸修正はよくおこないますから必要性が高いです。

追記 : 斜鏡調節用の6角レンチは付属してました( 空袋にまぎれてました。どうもすいません )。主鏡用の6角レンチもあるかも知れないと思ってかなり探したのですが、発見できませんでした。

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そして、さらに光軸修正をしにくくしているのが、接眼部が微妙に鏡筒の中心を向いていない( スケアリングが狂っている )ことです。

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上の画像では分からないと思いますが、接眼部が微妙に斜鏡の位置より下を向いています。

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これで光軸を合わせようとすると、斜鏡の位置を下に移動する必要があります( つまり斜鏡が鏡筒中心にはなくなる )。この状態でも合わせられないことはないのですが、考え方がちょっと面倒になります。

やはり、接眼部のドローチューブの繰り出しの延長線上に斜鏡があって、斜鏡も正確に鏡筒の中心にあって・・・・という状態がベストですね。これなら、主鏡のと斜鏡の傾き調整だけで終わるので光軸修正は簡単です。しかし、斜鏡の位置を変えないといけないとなると、一挙に30倍ぐらいの手間がかかるようになります。

このあたりが、ローコストで組み付け精度の悪いニュートン反射の最大のネックですね。
多くの方が、初心者には光軸修正のいらない屈折望遠鏡を進める根拠のひとつにもなっています。

さて、とは言うものの1回斜鏡の位置を決めたら、そうズレるものではないので、最初に誰か経験のある方にその辺をやってもらえば問題ないでしょう。
このDOB6クラシックの場合、主鏡セルの剛性がわりと高そうなのでこっちはたぶんズレないと思います。

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一回、誰かに合わせてもらえば、あとは斜鏡の傾き調整だけでほぼOKな気がします。
・・・・・というか出荷時に一回合わとけば、ユーザーは斜鏡の調整だけで済むと思うんだけど。

さて、最後になりましたが、ホワイティ・ドブにはなくて、DOB6クラッシックにはある、という部品があります。
それはこれ!

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ティアドロップ型の鏡筒ハンドルです。
ここを左手で持って鏡筒を振りまわすのですが、持った感じのフィーリングが非常にいい!
指先でチョイチョイと持っていける爽快感がありますね。
この部品、別売りしてくれないかな。

というわけで、DOB6クラシックのまとめ 「 優 良 可 不可 」の評価付き!

①圧倒的なコストパフォーマンス。3万円までの望遠鏡でこれを超える光学性能はない : 優
②各部の工作精度が悪いため光軸調整にはある程度の知識が必要。           : 可
③熟成されたデザインと操作性。望遠鏡としてのパッケージングバランスもよい      : 良

総合評価「 良 」ということで。
個人的にはかなりお勧めの望遠鏡です。