NVの感光周波数は赤外域まで伸びているので、BAADER IR PASS 685nm などの赤外透過フィルターを使うことで、赤の可視光から近赤外線での観望を行うことができます。


( BAADER IR PASS 685nm の特性 )

これらの光は、空気中のゴミなんかに散乱されにくいので、たとえば星が見えるか見えないかぐらいの薄曇りなら、星座の形が確認できることもあります。

たとえば、今日は月に傘がかかるくらいの薄曇りですが、カシオペア座付近はこんなかんじ

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雲がまるで星雲のようで美しいですね!

こちらはプレアデスのあたり。

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この画像には写らなかったんですが、プレアデスが見えていたんですよね。
目では見えないプレアデスが雲越しに確認できるなんて感動です。

まあ、厚い雲だったり、雨降ってたりするとさすがに全然見えないのですが、星が見えるか見えないかぐらいの薄曇りの時にNVが天候を克服する時がある! ぐらいの話ではあります。

ちょっと無茶な願望ですが、NVの感度を電波の周波数域まで伸ばして、雨の日でも星が見える、なんて出来たら最高ですね・・・・・それだとほとんど電波望遠鏡ですけど(笑)