フェンダー・ジャパンのST57-140YMです。
これはいわゆる、「 イングヴェイ・マルムスティーン・シグネイチャー 」なのですが、
スモールヘッドであることがちょっと変わっています。
まあ、それはいいのですが、数年前からフロントのピックアップの音が小さくなる( ピックアップ内部で配線が切れている? )不具合が生じ、あんまり弾いてなかったのです。
イングヴェイはフロントとリアのピッックアップしかつかわないので、このモデルにもフロントとリアには、ディマジオHS-3が奢られています。対して、センターは適当なというか普通のシングルピックアップがついていて、出力の低いHS-3よりかなり大きい音で鳴るので、フロントの不具合と合わせて、音の大きさが
フロント 小
センター 大
リア 中
ぐらいのバランスになってしまい、ハーフトーンを使えない仕様となっていました。
で、不具合のあるフロントのHS-3を買って交換しようと思ったのですが、最低でも8000円くらいしてしまいます。
もう今更、イングヴェイのトーンを追求することはないと思うので、とりあえず普通にストラトの音が出せればいいなと思ったので、中国製の安価な配線済みピックガードを買ってみました。
一応、「アルニコⅤ」のピックアップみたいですね。
このピックアップ×3にボリューム、トーン×2、5WAYスイッチなどが配線済みのピックガードが、何と3,300円! あまりの安さにまともな音が出るのかどうか不安になってしまうくらいです。
一式のアッセンブリになっているので交換は非常に簡単です。
ジャックの2か所
裏側のトレモロ部分につながっている、アース一か所のはんだ付けをやり直すだけでOK。
最初つけ間違えて、「 ブーン! 」というノイズを出してしまい、やり直す羽目になりましたが、それでも1時間足らずで終了。
で、このようにピックガードを」交換するときに必ず発生するのが、「 ネジ穴の位置が合わない 」という問題です。
どうしようかと考えましたが、どうせ適当な改造なので、取りあえずネジ穴が合う5か所のみをネジ止めすることにしました。
まあ、わりとしっかり止まったのでこれでいいかな、と。
ボディとの配色も違和感なくまとりました。
肝心の音ですが、値段相応のチープな音ではなく、ちゃんとストラトらしい歯切れの良い音がしています。
ただ、音色の動く範囲が結構大きく、使えそうな音( というより自分が気に入った音 )のセッティングが微妙になりますね。適当なボリューム位置じゃ合わないので少しストレスになります。
その点、バッカスのレフトハンドモデルのほうはだぶんピックアップがフェライトの安価なやつなのですが、セッティングがルーズでもあんまり音色が動かないので、まあまあ気に入った音が楽にキープできます。
この辺は好みになるでしょうか。
ちょっと調べると、安いギターの安価なフェライト・ピックアップを、こういった中国製の「腐っても鯛」なアルニコ・ピックアップに載せかえて、音色をランクアップする改造は定番になっているみたいですね。
まあ、自分の場合は逆にピックアップをグレードダウンしてしまったわけですが、故障状態よりは全然いいです。
少なくとも3,300円でできるギター遊びとしてはコストパフォーマンスが高い気がします!
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