今回、ニックさんが持ち込まれたナイトビジョン関係の機材は2種類。

ひとつは、ハッブルオプティクスの50cmF3.3に取り付けるシステム。

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この望遠鏡は、通常、F3.7 と F4.2 が標準なのですが、主鏡のF値は発注時に指定できるようになっていて( Fが短いほど値段が高くなる )、ニックさんはF3.3というとても明るい光学系を特注されています。

これにより、接眼部の高さが30cmクラス並に低くなり、口径50cmの望遠鏡であるにもかかわらず脚立を使わなくてもよいという大きなメリットが生じています。

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接眼部は非常に複雑なことになっていて、

Hα、赤外などのフィルターを内蔵した5連ターレット 
→ 笠井の1×コマコレクター( 場合によっては、1.15×パラコア2も使用 ) 
→ 北軽井沢観測所Lavendura63mm 
→ ナイトビジョン本体 
→ ケンコーのクローズアップレンズ 
→ ペンタックスのパピリオ 

という構成で倍率27倍となるシステムです。


もうひとつは、1倍、3倍に切り替えられる広視野観望用のシステム。

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対物は、本来のナイトビジョンの対物のみを使用する場合が1倍、画像では取り付けてませんが、3倍テレコンバーターを使用することで、3倍に拡大することができます。

こちらは、

5連フィルターターレット
→ 白い筐体の部分にはナイトビジョン本体
→ 2枚の平面鏡で4の字型に折り返す天頂ミラー
→ クローズアップレンズ
→ パピリオ

という構成。

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また、このシステムはフリーストップで動かすことができるのですが、ipadに表示されたskysafariの画面に今見ている天体が表示されるようになっているので、とても便利です。
( しかし原村で残念ながらはネットの通信環境が悪く、時々エラーを起こしてしまっていましたが・・・・・)

また、ナイトビジョンの画面が明るいので、ipadのディスプレイを赤フィルター等で減光する必要がなく、カラーで使用できるのもありがたいですね!

これらのシステムが原村でどう機能したかは次の更新以降で。
乞うご期待!