続きまして、東京ディズニーランド(TDL)の模様です。
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(舞浜駅からTDLに徒歩で向かう途中の月と東京ディズニーランドホテル)

本日は、わたくし・女房と次女夫妻に加え、あらたに長女が参戦した5人パーティで臨みます。TDLではTDSと違って荷物検査とチケット確認のゲートが別口で離れていて、荷物検査を終えた人からチケットのゲートに並んでいくのですが、荷物検査に導かれるタイミングが、後から来た人を先に導く現象が部分的に発生していて、今回我々は少し前にいた人より荷物検査を先に通過して、チケットの列の比較的前の方に並ぶことになりました。我々にとっては思わぬ恩恵ですが、前の方にいた人は「えっ?!」って感じだったでしょう。おそらく最短距離で人数をさばくための運用と思われましたが、なかなか公平な運営が難しいのだな、と思いました。

おかげで、ほとんど8時15分の開場(ホテル宿泊の人が入場した後の一般入場)とともに入れました。最初に乗る予定の「ベイマックスのハッピーライド」に向け、速歩きで急ぎます(例によって走ってキャストに注意される人が散見されました)。

おかげで到着した時は30分待ち。ディズニーの30分とかほとんど誤差みたいなもんです(笑)

評価:6
感想:うーん、これねえ。結局ぐるぐる回ってるだけだよね。これならTDSのアクアトピアと一緒と言うか、待ち時間が短かければこれも楽しいんだろうけど、1時間以上待つものではないよね。ちなみにこれを一番最初にしたのは、次女の「長い時間待ってまで乗るものではない」という意見でのことだが、その通りだった(笑)



評価:8
感想:TDSの「トイストーリー・マニア」に似てるシューティングだが、3Dで弾道が見えるわけではなくレーザーの赤い光で当たっているかどうかを判定しないといけないのが少し分かりにくい。「バズ・ライトイヤー・・・」をグレードアップして「トイストーリー・マニア」を作ったんだろうな、と。しかしアトラクションとしては十分面白い。



評価:9
感想:これも一種のシューティングだが、ターゲットの「M」マークをライトで照らすことによって「ブー」やモンスターが現れてくる、というもので、得点とかは計算されない。しかし、照らしていろんなものが出てくるのが予想外に面白く、とても盛り上がれるアトラクションだった。



評価:8
感想:3Dものだが、ピーターパンや人魚姫、美女と野獣など、いろいろなキャラクターが出てきて飽きさせない。映像の更新もなされているらしく、長女の話では「Coco」(邦題:リメンバー・ミー)の映像は以前はなかったそう。後発のせいか「Coco」の3D映像は圧巻で、古くからある? ライオン・キングのペラペラな3D映像とは大きなクオリティの差が出ていた。



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評価:10
感想:これも開園当初からある古いアトラクションだが、古さは全く感じさせない。落差やアクロバットのインフレが進むジェットコースター界において、「鉱山を猛スピードで進む」というコンセプトでの見せ方を大事にした、最高のジェットコースターだと思う。終盤の恐竜? の骨に突っ込むとこなんかわかっててもワクワクする。さらにコーナーの時に体を外側に「リーンアウト」させて乗ると「操っている感」が出てとても面白い。間違いなく「三大マウンテン」中の白眉!



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評価:7
感想:20年ほど前、このアトラクションが最新だったころ、当時「小2」の長女と「保育園年長」の次女の2人だけで送り込んだ(本来、年齢的にこの組み合わせでは入れてもらえない)。入り口でキャストのお姉さんが次女に「ランドセル持ってる?」と尋ね、持ってない次女が「あうっ!?」となった瞬間、長女がすかさず「小2と小1!」と年齢詐称しつつ強引に入ったという(今考えるとキャストのお姉さんが「仕方ねえなあ・・・」と勘弁してくれたのだと思う)当家の伝説あり(笑)。当時の最新アトラクションも今となってはオーソドックスになった印象で、人気も「中くらい?」の50分待ちだが、当家にとってはプライスレスな思い出の価値を持つ。



評価:8
感想:このアトラクションは画面内のアニメーションのスティッチが随意な動き(パターン化されたいくつかの動きを選択している?)と声優がリアルタイムに発言することで「ゲストいじり」をしつつ、画面上でストーリーを進めていくというもの。
「いじり」対象になるゲストは4人くらいいたが、なんとわたくしシベットもその対象に選ばれ(笑)、「小学生の時、校長先生に膝カックンしていた」という設定で、画面上にわたくしの写真が「WANTED」と出されたりなどしていたが、最終のゲームでスティッチが迷路に入り、その進路の選択(1~5の番号で言う)をゲストにゆだねる時にも、わたくしは駆り出された。
そして、番号1を選択しようというときに横から女房が「あれ、I(アイ)やろアイ」と言うもんだから、ついうっかり大きい声で「アイ!!」と叫んでしまい、会場中の失笑を買った。後で聞くと、この瞬間、長女は「ふざけるな!」と思わず口走ってしまったそうである(笑)。そんなこんなで、すっかり「いじられ主役」となって終わった「スティッチ・エンカウンター」だったが、外へ出た時2人の子供を連れたお母さんに声を掛けられ「あ、シベットさんですよね? 本当に校長先生の膝をカックンしていたんですか?」と聞かれ、子供が見ていたもんだから、「いやあ、どうしてスティッチがそれ知ってるのかな、と」と、設定のままに演じて終了・・・わたくし以外の当家の4人はその後「じわじわ来る」ということでしばらく笑っておった。期せずしてプーさんに続く当家の新しい「プライスレス案件」が爆誕(笑)。さんざん笑いものにされたわたくし本人の評価は「8」だが、うちの家族の笑えるポイントとしては「12」ぐらいになった模様。


さて、気を取り直して、三大マウンテンの一角「スペース・マウンテン」へ

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評価:8
感想:これも開園当初からの古いアトラクションだがいまだに人気は衰えず、常に100分待ちとかである。屋内型のジェットコースターで設定が宇宙なので「暗い中をものすごい勢いで引き回される」とでもいった感じか。ビッグサンダーマウンテンと違って何がどうなっているのかさっぱりわからないので、「引き回され感」を楽しみたい人以外には少々不本意なのでは、と思う。



評価:7
感想:ある意味ディズニーランドの「顔」の一部を構築する定番中の定番。オーディオアニマトロニクスの原型ともいえる多数の動く人形を見ながら船で世界中をまわる。人形の顔が基本的に全て同じであることなど今となっては古さを感じさせるが、待ち時間がほとんどなく乗れるのは大きなメリットだし、ちょっとした休憩時間にもなる。ディズニーランドに来てこのアトラクションをスキップする手はないだろう。

ここで昼食。

で、長女と2人で注文の列に並んでいてカウンターまで行って注文するのかと思ったら、その後ろのレジで注文するのでした(自分たちの後ろの人が注文していたのでそれがわかった)。長女がすぐに注文してお金も出してくれたけど、レジの人も我々が(間違って)レジ前を素通りした時に声かけるべきでしょうが。ともあれ、ここでかなり遅めの昼食としてハンバーガーセットを5人で食べつつ、次のアトラクション、「美女と野獣」のプレミアアクセスの時間待ち。ちなみにここのハンバーガーはマクド系と言うよりモスバーガー系な感じの味がしました。知らんけど(笑)。

というわけで、今回のメインイベントとも言える最新のアトラクション

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評価:10+
感想:はっきり言って予想と期待を大幅に上回るできばえ。建物の外装・内装等、随所へのお金の掛け方も半端ないが、オーディオアニマトロニクスもそれを囲む演出も、今の技術ではここまでできるという究極のアトラクションを見せられた感があった。大阪在住の長女が、これ見たいから、と言ってTDSではなくTDLに参入してきただけのことはある。我々はプレミアアクセスでの入場だったが、当日は最長で180分の待ちの時間帯もあったほど。



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評価:7
感想:ウエスタンランドの外周等を回る鉄道。シンデレラ城やビッグサンダーマウンテン等のアトラクションを外から見る、園内の眺望、ウエスタンリバー鉄道用に設定されたインディアンの集落の造形等が見られる。ただし、もう暗くなった時間帯だったので、ライトアップされた部分(割と狭い範囲しか照らされない)しか見えず、薄暗がりを突き進む要素が強かったのは残念。



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評価:7
感想:一般的に考えて評価7としたが、個人的感想では評価10をつけたいほど。自分は人間が演じるライブ感覚が好きなので、同じ造形やオーディオアニマトロニクスでもスキッパー(船長)の「生解説」で聞くと面白度数が5割増しくらいになる。さらにスキッパーの「すべり芸人」的な自己完結ギャグも枯れた職人芸の域(笑)。ジャングルクルーズの船はコースに設けられたレールに沿って進むが、実際にエンジンがついていて船の進みはスキッパーの手動でやっているので、操船しているようなリアリティがあり、これもポイントが高い。個人的にはとても好きなアトラクションだがウエスタンリバー鉄道同様、暗がりの中でライトアップ部分以外見えにくかったのは少し残念。



評価:8
感想:スター・ウォーズ世界の3Dライド。いろんな仕掛けがあり、かなり面白い。が、しかし序盤のダース・ベイダーにすっ飛ばされるシーンで一気に酔い、その後ワープドライブに突入するたびに、これ吐いてしまうんじゃないか? と不安が募るほどの臨場感(笑)。乗り終わってから聞くと、女房、長女、次女とも同じように酔ったとのこと。唯一、車の開発上の試乗でサーキット等において様々な方向に強烈なGを受けまくっている次女の婿だけが平常だった。やっぱりその筋のプロは「レベち」なのだね。



評価:8
感想:三大マウンテン最後の一角。プレミアアクセス使用。丸木の乗り物に乗り、基本的にどんぶらこどんぶらこ、と「あのイバラの茂みに投げ込むのだけは、勘弁してくれ!」の世界を平和に進む。ところどころ小さな降下があって、いつ大きいのが来るんだろうか、とヒヤヒヤするが、急降下は最後の「写真を撮られる部分」のみ。その際、最前列の席は割かし水をかぶることとなるのはご存じの通り。夏場はあの水が喜ばれるとのことだが、結構汚いのではないかという説あり(笑)。

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というわけで、この日も20時過ぎに園を後にしましたが8時過ぎ~20時過ぎにかけてTDSの日を大幅に上回る14アトラクションを乗ることができました。これはもちろん次女夫妻の計画とナビゲーションに感謝ですが、TDSの時と違って入園が速やかに行え、最初のベイマックスが30分待ちで乗れたことも大きかったですね。つくづく、ディズニーリゾートにおいては機先を制するための計画と速やかな行動が重要だというのが浮き彫りとなりました。

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TDS、TDLを通じて感じたことですが、本当にあの長大な列が長大な時間にわたって秩序を守って成立しているのが信じられないですね。キャストによる整理は本当の「最小限」です。トイレに行って列を離れ戻るのもお互いの阿吽の呼吸だし、ゲストが自律的にルールを守ること(さらに、まあまあの額のお金を落とすこと)を前提にディズニーリゾートの運用自体が成立している感があります。

まあ、もちろん列に並んでいる人にも迷惑な人はいましたよ。30㎝先には前後の人がいるのに、まるで自分の部屋にいるように大声で話したり人にぶつからんばかりのオーバーアクションをしたりとか・・・でもその人たちはルールの基準が違うだけで決して悪気はなく、その人なりのルールを守ってはいるわけです。他のみんなも楽しく騒いで待ってればいいんじゃない? 俺ら気にしないし、的な。いやいやいや、わしらそんなにパリピじゃないから(笑)。

並んでいる1時間以上の時間にわたって意味のない「騒ぎ」や「手足振り回し」を味わい続けるとたぶん100人のうち98人くらいは腹立つと思うのですが、皆さん紳士淑女なのでこの辺は我慢しているんですね。W杯でも称賛された日本の素晴らしさです。ちなみに、今回我々が行き当たった列に並んだ前後の人がうるさい件数は、TDSで4件、TDLで1件だったので、TDLの方が民度が高い気がしました。TDSでは、なんでこんなに頻繁に前後の人がうるさいのだ? と天を仰いでいたほど(笑)

と言うわけで結論。

東京ディズニーリゾートにおいて日本人の美しさを見た!