今回、現在のシベットの「メイン望遠鏡」である6㎝F15のテレパック60ALをDSPに持って行ったのです。

50年以上前の望遠鏡なので「初めてテレパックの現物を見た」という方もちらほらいらっしゃいましたね(なんと津村さんからもそのコメントが)。また「非常に程度のいい個体ですね」「色収差が全くないですね」などの評価も受け、うれしかったですね。
会場では、現行機種であった当時の五藤光学の力の入れ方をアピールするため三脚部分に昭和44~45年当時の天文誌裏表紙の広告を貼り付けてディスプレイしておりました(広告の画像提供:サジモトさん)。

長焦点アクロマートとハイゲンスの組み合わせによる究極のシャープネスを皆さんに見てもらうというのが展示のコンセプトです。しかし望遠鏡を設置した時は気づいてなかったのですが、車で運んだ振動で正立プリズムが少しずれており、2日目の午前中の時点では本来の鋭像ではなかったと思います。上の画像でテレパックを覗いてくれている富田さんも「シベットの野郎、”究極のシャープネス”とか大げさに言ってたけど、それほどじゃないよな?」と思っていたかも(笑)
午後の時点でそれに気づいて修正し、本来の”究極のシャープネス”を取り戻したのですが、日頃あれほど推しまくっている「アクロ+ハイゲンス」の評判を自ら下げてどうすんだよ、って話ですよね。悔しいので、ヤスさんとかXRAYさんとかyagiさんその他数人の方にわざわざ声をかけて無理やり見てもらったりしてました(笑)。で、その流れでmituさんにも見てもらっていた時に「Fの短いフローライトとかと比べて負けてないかどうか知りたいんですよね」とつぶやいたところ「持って来ましょうか?」で、急遽、mituさんのタカハシFC50と比較することに!

確か接眼部を換装しておられるとの事だったので確かFC50・・・? だったと思うのですが、とにかくアポ鏡筒です(笑)。
EMS仕様のこれにCZJの25-H、16-H、16-O等を合わせて地上風景を見るとものすごいコントラストと解像度ですが、Oの方がわずかにいい気がしました。

で、これをテレパック60ALに五藤光学H25㎜をつけたものと比較するのですが、倍率は違うものの決して負けてない? という感じでした。居合わせたじろーさんは「倍率が違うから比較と言われても厳しいなあ」というもっともな意見でしたが、シベット基準では「アクロ+ハイゲンス」でフローライトとじゅうぶん戦える、という印象を持ちました。無理やりですが(笑)。
その後、ギルモアさんのボーグ50、なぜかじろーさんのWX双眼鏡という反則気味の機材も並び、5~6cm小口径比較大会となりました。

hasyamaさん、lemon nekoさん、かんたろうさんやNickさんも加わり、いろんな望遠鏡をのぞいてワイワイと楽しい時間を過ごしたものです。

おそらく、DSP会場ではこのような「望遠鏡あーでもない、こーでもない会合」が同時多発的にいろいろな場所で発生していたと思います(笑)。
「長焦点アクロ+ハイゲンス」には短焦点のフローライトのようなRFT要素はありませんし、鏡筒が長くて取り回しも悪く、汎用性という意味ではかなり劣るのですが、使用条件によってフローライトに比肩する性能を発揮する手ごたえを感じられたのはうれしかったですね。この会合は厳密な検証ではありせんでしたが、やはりこういうのがスターパーティ最大の楽しみの一つだなと再認識した次第です。
***おまけ***
テレパック60AL、ワークショップで行われたダブルパスロンキーテストにてその高精度の「裏」を取ろうと参戦するも、接眼部のガタが原因でテストが成立せず(笑)。

(手の出演はXRAYさん)
くそう、来年のDSPまでに接眼部を高剛性に改良してリベンジしてやるぜ!
続く!

50年以上前の望遠鏡なので「初めてテレパックの現物を見た」という方もちらほらいらっしゃいましたね(なんと津村さんからもそのコメントが)。また「非常に程度のいい個体ですね」「色収差が全くないですね」などの評価も受け、うれしかったですね。
会場では、現行機種であった当時の五藤光学の力の入れ方をアピールするため三脚部分に昭和44~45年当時の天文誌裏表紙の広告を貼り付けてディスプレイしておりました(広告の画像提供:サジモトさん)。

長焦点アクロマートとハイゲンスの組み合わせによる究極のシャープネスを皆さんに見てもらうというのが展示のコンセプトです。しかし望遠鏡を設置した時は気づいてなかったのですが、車で運んだ振動で正立プリズムが少しずれており、2日目の午前中の時点では本来の鋭像ではなかったと思います。上の画像でテレパックを覗いてくれている富田さんも「シベットの野郎、”究極のシャープネス”とか大げさに言ってたけど、それほどじゃないよな?」と思っていたかも(笑)
午後の時点でそれに気づいて修正し、本来の”究極のシャープネス”を取り戻したのですが、日頃あれほど推しまくっている「アクロ+ハイゲンス」の評判を自ら下げてどうすんだよ、って話ですよね。悔しいので、ヤスさんとかXRAYさんとかyagiさんその他数人の方にわざわざ声をかけて無理やり見てもらったりしてました(笑)。で、その流れでmituさんにも見てもらっていた時に「Fの短いフローライトとかと比べて負けてないかどうか知りたいんですよね」とつぶやいたところ「持って来ましょうか?」で、急遽、mituさんのタカハシFC50と比較することに!

確か接眼部を換装しておられるとの事だったので確かFC50・・・? だったと思うのですが、とにかくアポ鏡筒です(笑)。
EMS仕様のこれにCZJの25-H、16-H、16-O等を合わせて地上風景を見るとものすごいコントラストと解像度ですが、Oの方がわずかにいい気がしました。

で、これをテレパック60ALに五藤光学H25㎜をつけたものと比較するのですが、倍率は違うものの決して負けてない? という感じでした。居合わせたじろーさんは「倍率が違うから比較と言われても厳しいなあ」というもっともな意見でしたが、シベット基準では「アクロ+ハイゲンス」でフローライトとじゅうぶん戦える、という印象を持ちました。無理やりですが(笑)。
その後、ギルモアさんのボーグ50、なぜかじろーさんのWX双眼鏡という反則気味の機材も並び、5~6cm小口径比較大会となりました。

hasyamaさん、lemon nekoさん、かんたろうさんやNickさんも加わり、いろんな望遠鏡をのぞいてワイワイと楽しい時間を過ごしたものです。

おそらく、DSP会場ではこのような「望遠鏡あーでもない、こーでもない会合」が同時多発的にいろいろな場所で発生していたと思います(笑)。
「長焦点アクロ+ハイゲンス」には短焦点のフローライトのようなRFT要素はありませんし、鏡筒が長くて取り回しも悪く、汎用性という意味ではかなり劣るのですが、使用条件によってフローライトに比肩する性能を発揮する手ごたえを感じられたのはうれしかったですね。この会合は厳密な検証ではありせんでしたが、やはりこういうのがスターパーティ最大の楽しみの一つだなと再認識した次第です。
***おまけ***
テレパック60AL、ワークショップで行われたダブルパスロンキーテストにてその高精度の「裏」を取ろうと参戦するも、接眼部のガタが原因でテストが成立せず(笑)。

(手の出演はXRAYさん)
くそう、来年のDSPまでに接眼部を高剛性に改良してリベンジしてやるぜ!
続く!
コメント
コメント一覧 (4)
uwakinabokura
が
しました
太陽望遠鏡のhasyamaです。
DSPでは「アイピースに望遠鏡あーでもない、こーでもない会合」に参加させていただき
ありがとうございました。
とっても勉強になりました・・・(アイピースの保管方法などなど(^o^))
帰宅後早々、奥に眠っていたツァイスのC63/840を引っ張り出してきて、月を見る準備を始めました。
調子が良かったら、来年のDSPにこれ持って参戦します。+3mmのアドバンテージでぶっちぎる?
予定なので、楽しみにしていてください。
ではでは・・・☆彡
uwakinabokura
が
しました