7回にわたって連載いたしました当ブログのDSP2023の記事ですがついに最終回となります。今回は今までの記事で紹介できなかった望遠鏡を順番に紹介していきますが、写真を撮ってなかったり機材紹介用紙がないものもあって、全てを網羅しているとは言えません。掲載漏れの望遠鏡のオーナー様には大変申し訳ないことになってしまいますが、どうかご了承ください。

まずは津村さんの50㎝です。50㎝とは思えないコンパクトな望遠鏡です。
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これは車載状態
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この望遠鏡は車載状態からの組み立て、収納が非常に速いのが特徴ですが、自分の知っているだけでも3回は組み立て、分解を行っておられました(笑)

ちなみにこれは津村さんの長年のノウハウが書き込まれまくった「津村星図」
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たいへん貴重なものを見せていただきました!

石川さんのネビュライト40
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ハッブルオプティクスのトラスドブを国際光器がネビュライト・ブランドで販売しているものですね。もちろん軽量のサンドイッチミラーが使われています。

小林さんのC14
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NJP赤道儀に載っています。カセグレン系で移動しての運用が可能なのは実質このC14あたりが限界になるでしょうか。

こちらはヤスさんのC14
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同じくNJPに載っています。通常は惑星の写真を撮影するのに使用されていると思うんですが、DSPでは双眼装置をつけてDSOモードにしておられたようです。

おおかわさんのNINJA400
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おおかわさんとはニュートン式の迷光防止の手立てをいろいろ話しましたので、次回はこのNINJAが超コントラスト仕様に改造されているかもしれません!

(NINJA400はもうひとつkaiさんのが芝生広場の南西にあったのですが、望遠鏡の写真を撮ってませんでした。申し訳ありません)

かんたろうさんのOMEGA4541
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このOMEGAも国際光器がテレキットを完成させて独自ブランドで売っているやつでしたっけ。かんたろうさんはこれを車に積んで精力的な移動観測をおこなっておられますが、少し前、高知にいらっしゃったとき、自分もこのドブソニアンを見せてもらったのでした。

こちらは、おなじくかんたろうさんのORION ED80 ですね。
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島塚さんのビクセンVMC260L
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センサー赤道儀が渋い!

同じく島塚さんのC8、シュミカセドブソニアン?
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あえて機材紹介用紙はつけない、って話されてましたが、理由は聞き洩らしました。

Nickさんの30㎝F3→F2.2ナイトビジョンシステム
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これがフル稼働すると、特に初見の皆様にはものすごいカルチャーショックを与えるのですが、
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(昨年のDSP2022でのナイトビジョン・コリメート画像 本当にこんな感じに見えます)

残念ながら今回は天候のため、実質的に不発でした。次回に期待!

こちらは説明不要、DSPの旗艦とも言うべきヒロノさんの66㎝です。
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ヒロノさんもこの重量級機材を精力的に運用して多くの方に大口径の魅力を伝えておられます。正直、これの運用は相当大変なのですが、そのホスピタリティには本当に頭が下がりますね。もちろん観望タイムには一番人気の望遠鏡となります。
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(Nickさんのナイトビジョンによってコリメート撮影)

たにぐちさんのスカイウォッチャー25㎝GOTODOB
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これって、フリーマーケットに出ていたんでしたっけ?

梢さんのNINJA320
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2日目の晩、わずかな晴れ間の間もフルに稼働していました!

人間ナビゲーター、ZgeさんのタカハシFC76
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同じくZgeさんの25㎝ドブソニアン
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この型のドブソニアンはGOTOタイプもあるのですが、さすがZgeさん、あえての手動タイプと拝見いたしました!

これは機材紹介用紙がなくって詳細不明なのですが、mituさんのテレビュー85? だっけかな?
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三角板にスケッチ関連の道具があるのでmituさんは間違いありませんが・・・

これは確かてるさんのC11?
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てるさんはこのほかにも自作ターレット等を持ち込んでおられましたが
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このターレットの操作が非常に軽くて素晴らしい出来栄えでした!

きたかるさんの魔改造ラプトル50
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なんとあのラプトルを電動化!

同じくきたかるさんのFOT104
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この鏡筒はダブルパステストの際リファレンス用鏡筒として使用され、
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完璧なロンキー像を見せてくれました。

そしてきたかるさんと言えばこの20㎝F10ですね!
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機材紹介用紙にもあるように20㎝F10というイレギュラーなスペックの自作高精度鏡を使用し極小中央遮蔽、極薄吊り金具と考え得る工夫を全て凝らしています。

これも説明不要か。じろーさんのNikonWX10×50
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そのコントラストや色彩感はまさにトップエンド双眼鏡に相応しく!

眠り猫さんの30㎝フローライト!
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去年、あまり見られなかったので今年こそはと期待していたのですが、やはり天候の関係で不発に。残念至極でした・・・

「ATM界の火の玉ボーイ」M87JETさんのFC65です。
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運用が並みのFC65ではない!(笑)

そして、レンズレスシュミットNEWTONYと127㎜マクストフを超改造AZ-GTiに載せたもの!
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本当にその改造ぶりにはいつも驚かされます!

山ちゃんさんのユニステラeVscope2!
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電視観望系の望遠鏡としてはすでに定評あるものですが、ZWOseestarの登場で今後どう展開していくか!

そしてeVscopeのライバル? nekomeshi312さんの「IgScope」!
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これもぜひ見てみたかったのですが、機会に恵まれず残念でした。

ほそさんのオールインワン望遠鏡セット「天馬箱」
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望遠鏡はカサイのマクストフPICO8となりますが、平面鏡を2枚使った90°対空ミラーを自作されております。2回反射ですので裏像にならない仕様ですね(倒立像)。
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銅色の塗料で塗られた箱の外観は「某漫画をモチーフ」とのことなのですが、どの作品でしょうね?
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レリーフももちろんご自分で彫っておられます。

模型用のギアで減速した小型のポンセットマウントで恒星時追尾が可能になっています!
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「オールインワン」にとどまらず「オンリーワン」要素も満載の素晴らしい望遠鏡ですね!

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というわけで、1週間にわたって連載してきましたDSO2023の記事もこれで終了となります。ここまでお付き合いくださった皆様、ありがとうございました! 最初から読み返してみたら、我ながら相当多方面にわたって満喫し切っておりますね(笑)。と言うのも面白い話が次から次のつるべ打ちで、本当に運営委員の皆様、参加者の皆様には感謝の一言です。
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(帰路から望むスターフォーレスト御園のドームの遠景)

来年も参加できれば良いなあ、と思います!